NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
216/288

40th214 NEDO 40年史 1) 背景 NEDOは2000年10月から評価制度の導入を進め、2003年10月の独立行政法人化を機にそれらを再整備しました。現在ではすべての事業について評価を実施しています。中でも、研究開発に関連する評価(以下、研究評価)は、「科学技術基本計画」や「国の研究開発評価に関する大綱的指針」などに沿って、プロジェクトの企画、実施、終了後の各段階で評価を実施してきました。 具体的には、2001年度から中間評価と事後評価、2003年度から追跡調査・評価、そして2016年度から経済産業省からの業務移管を受けて事前評価を開始しました。現在では、評価部が中心となって事前評価、中間評価、事後評価、追跡調査・評価から成る、一貫した評価システムを構築し、技術開発マネジメントのPDCAサイクルにおける「C:Check」を担っています。また、各事業の評価結果は研究開発内容やマネジメントなどの事業計画の改善、見直しなどに役立てています。Act反映・実行Check評価Do実施最適なプロジェクト運営Plan企画図1◉ 技術開発マネジメントのPDCAサイクル2) 研究評価の目的 NEDOでは、次の3つを目的として掲げ、研究評価を実施しています。① 業務の高度化などの自己改革を促進する。② 社会に対する説明責任を履行すると共に、経済・社会ニーズを取り込む。③ 評価結果を資源配分に反映させ、資源の重点化および業務の効率化を促進する。3.社会実装サポート3-1. 評価活動評価制度の概要PDCAサイクル実現に向けた評価システムを構築

元のページ  ../index.html#216

このブックを見る