NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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Chapter 2  評価活動 NEDO 40年史 2153) 研究評価の共通原則 研究評価の実施に当たっては、次の5つを共通原則としています。① 評価の透明性を確保するため、評価結果のみならず評価方法および評価結果の反映状況を可能な限り被評価者および社会に公表する。② 評価の明示性を確保するため、可能な限り被評価者と評価者の討議を奨励する。③ 評価の実効性を確保するため、資源配分および自己改革に反映しやすい評価方法を採用する。④ 評価の中立性を確保するため、可能な限り外部評価または第三者評価のいずれかによって行う。⑤ 評価の効率性を確保するため、研究開発などに必要な書類の整備および不必要な評価作業の重複の排除などに努める。 研究評価の実施状況 NEDOでは、事業の規模、目的、内容および性格に応じて、研究評価を行っています。研究評価には、NEDOが研究開発内容を定めた事業に対する評価である「プロジェクト評価」と、研究開発内容を公募、選定して実施する事業に対する評価である「制度評価」があり、それぞれの中で、以下の評価を行っています。① 事前評価  プロジェクト開始1年前に、プロジェクトの基本計画原案に対して、研究開発の目標・目的や内容・期間などが適切かを評価します。この評価結果はプロジェクトの基本計画に反映されるとともに、経済産業省の政策立案にも活用されます。② 中間評価  プロジェクト実施期間の中間年度に、目標達成度を把握するとともに、社会経済情勢などを踏まえた改善、見直し(継続、拡大、縮小、中止など)の提言を行います。(年)-101234510企画段階予算要求、基本計画策定プロジェクトマネジメント事前評価追跡調査実施段階反映反映中間評価事後評価(アウトプット)追跡評価(アウトカム、インパクト)【一貫した評価システム】図2◉ 評価の実施時期と位置付け表1◉ 研究評価の実績例事業の種類年度評価総数事前評価中間評価事後評価追跡調査プロジェクト評価201036件ー16件20件82件201139件ー10件29件101件201232件ー10件22件83件201329件ー10件19件74件201420件ー5件15件67件201524件ー12件12件69件201627件4件12件11件78件201731件9件14件8件58件201819件8件7件4件57件201932件12件9件11件55件制度評価20104件ー3件1件6件20116件ー3件3件8件20124件ー3件1件6件20138件ー4件4件11件20147件ー1件6件13件20151件ーー1件18件20169件ー5件4件17件20179件1件4件4件21件20180件ーーー22件20195件2件2件1件21件

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