NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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40th216 NEDO 40年史 ③ 事後評価  プロジェクト終了時に、中間評価での指摘や改善点が反映されたか、最終目標が達成できたか、成果の実用化や事業化に向けて見通しが立ったかなどを評価します。この評価結果は、次のプロジェクトの立案や運営に反映されます。④ 追跡調査・評価  プロジェクト終了後・2・4・6年目に、プロジェクトが及ぼした経済的、社会的効果などを調査・評価し、今後のNEDOや実施者のプロジェクトマネジメントに反映させます。評価結果の分析・活用・発信マネジメント強化や成果発信に活用 評価結果から得られた様々な知見やノウハウを蓄積し、マネジメント機能全体の改善・強化に活用しています。また、追跡調査によってNEDOプロジェクトの成果を把握し、その成果がもたらした経済効果や社会的便益を体系化することで、分かりやすく発信しています。 1) マネジメントへの反映・活用 NEDOはマネジメント手法や評価手法、技術動向の把握手法などに関して独自に分析し、その結果を国内外の学会などで発表しています。2016年には追跡調査結果などを用いた論文投稿により、NEDO職員が研究・イノベーション学会の論文賞を受賞し、2017年にはNEDOが提供した追跡調査データを外部の研究者が分析研究するという新たな取り組みが評価され、同学会の学会賞を受賞しました。 こうした追跡調査データの分析や評価結果の蓄積から得られた成果は、プロジェクト運営の指針となるマネジメントガイドラインのマネジメント事例として活用しています。2) NEDOプロジェクトの効果を把握① NEDO実用化ドキュメント  NEDOプロジェクトにより開発された技術がどのように活用されているかを分かりやすく紹介するシリーズ企画として、企業や大学などの開発者にインタビューを行い、2019年度までに累積114案件をまとめました。図3◉ 研究・イノベーション学会論文賞の表彰の様子(2016年)図4◉ 研究・イノベーション学会 学会賞の表彰の様子(2017年)

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