NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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Chapter 2  評価活動 NEDO 40年史 217② NEDOインサイド製品  NEDOプロジェクトの開発成果のうち、その成果がコア技術注1)として活用され、その中でもより大きな経済的・社会的効果が確認された製品・プロセスなどを「NEDOインサイド製品」として、2019年度までに累積119製品を選定しました。これらの売り上げ実績や二酸化炭素(CO2)排出削減量、一次エネルギー削減量を算出し、中長期的な効果を把握しています。今後と展望評価結果の分析・フィードバックを強化 NEDOの評価制度は、事前評価から追跡調査・評価まで一貫した評価システムを構築していることと、推進部署とは別に、機構内に評価部という独立した部署を置いている点で、国内外でもユニークな機関であるといえます。研究開発成果の最大化に貢献するためには、引き続き、PDCAサイクルの中で適切なプロジェクト運営ができるよう、評価システムを改善することが求められます。 また、今後は評価結果の分析・フィードバックを強化することによって、プロジェクトマネジメントを担う人材の支援・育成や、事業化を担う産業界を後押ししていく評価を実現することも必要です。これらの実現に向け、評価を行う目的意識をしっかりと持ち、時代の変化に応じた取り組みを継続していきます。注1)研究開発段階であった技術のうち、NEDOプロジェクトが契機となり実用化に至った技術で、当該技術がなければ製品やプロセスが成り立たないものを指す図5◉ NEDO実用化ドキュメントのホームページ https://www.nedo.go.jp/hyoukabu/index.htmlhttps://www.nedo.go.jp/nedo_inside.html図6 ◉ NEDOインサイド製品の紹介

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