NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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40th20 NEDO 40年史 │ 産学官の英知を結集する │ NEDOは1980年、新エネルギー・省エネルギー開発の先導役として誕生しました。後に産業技術に関する研究開発業務が追加され、以来、日本最大級の技術開発マネジメント機関として、産業界、大学、公的研究機関などの研究開発能力を最大限生かし、産学官の英知を結集して、社会に必要ではあるものの、企業単独ではリスクが高く実用化に至らない重要技術などの開発、実証を推進しています。 具体的には、技術戦略の策定やプロジェクトの企画・立案、産学官の強みを結集した体制の構築、プロジェクトの運営、評価、資金配分といったプロジェクトマネジメントを通じて技術開発を推進し、成果の社会実装を促進することで、社会課題の解決を目指新たなエネルギー開発の先導役として1980年に誕生したNEDOは、「エネルギー・地球環境問題の解決」と「産業技術力の強化」をミッションに、誕生から40年、様々な技術開発を推進してきました。そこで次の新たな時代に向けた礎として、この40年の技術開発、実証を振り返ります。します。イノベーションを加速し、成果を社会に届けることこそ、NEDOが設立以来、一貫して果たしてきた役割です。│ エネルギー・環境への貢献 │ NEDOのミッションの1つ「エネルギー・地球環境問題の解決」に向け、NEDOが設立以来取り組んできたのは、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電、地熱発電といった再生可能エネルギーや水素・燃料電池、また、石炭を環境に配慮した方法で効率的に利用するクリーン・コール・テクノロジーの開発です。また、系統連系やスマートコミュニティ、蓄電池などの新分野を開拓してきました。 併せて、日本が得意としてきた省エネルギー技術の開発をさらに加速し、フロン対策や水循環技術などの▶NEDOの役割国・経済産業省政策立案制度設計競争力強化オープンイノベーション実現産業界大学公的研究機関政策エビデンスの提供評価・資金配分体制構築・運営政策・予算プロジェクト参画技術戦略策定プロジェクト企画・立案、マネジメントエネルギー・環境・産業技術の40年と未来へ向けてPart 1持続可能な社会とイノベーションへの挑戦

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