NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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NEDO 40年史 243Chapter 3  年表 NEDOの出来事2015年4月山形県酒田港で波力発電の実証試験を開始4月1粒子蛍光ナノイメージングによる分子病理診断技術を開発6月オーストリア研究推進機構とエネルギー・環境および産業技術分野にMOUを締結6月プラズマ強度を瞬時に判断できるプラズマインジケータを開発6月伊豆大島でハイブリッド大規模蓄電システムの実証試験を開始7月新幹線車両の高速走行にフルSiCパワーモジュールを搭載7月発電・コージェネレーション向けに高発電効率・高負荷変動追従性ガスエンジンシステムを開発7月ナノ炭素材料である多層グラフェンを加速器用ビームセンサー材料として商品化8月米国テキサス州で先端コンピューターセンターに大容量 (500kW級)の高電圧直流給電システムを導入する実証を開始8月産学官連携功労者表彰において、「生活支援ロボットの安全検証技術の開発と標準化」が内閣総理大臣賞、「『産業ロボット用3次元ビジョンセンサ』の開発」が経済産業大臣賞を受賞8月立ち入り困難な崩落現場で活躍するロボットの実証実験を開始8月タイでバイオエタノール製造技術の実証を開始9月起業家候補(スタートアップイノベーター)募集を開始9月米国カリフォルニア州でEV行動範囲の拡大に向けた都市間急速充電器、誘導サービスシステムの実証事業などを開始9月ロシア・カムチャッカで風力発電システムの寒冷地対策や独立系統との連系技術に関する実証関連設備を竣工9月次世代フライホイール蓄電システム実証試験施設が完成9月次世代航空機向けの装備品(航空機システム)開発に着手9月水素ステーション普及拡大に向け規制の見直しやコストの削減を目指す研究開発に着手9月フランス・リヨン市でポジティブ・エナジー・ビルディングの実証運転を開始9月超小型光トランシーバを搭載した実装ボードを開発10月EUV光源で平均60W、24時間連続稼働を達成10月パワーデバイス材料として高電圧耐性と低損失性を併せ持つ酸化ガリウムエピウエハを開発10月実用サイズの両面電極型結晶シリコン太陽電池で変換効率25.1%を達成11月ベンチャーキャピタルなどと協調して、シード期の研究開発型ベンチャーを支援する新たな制度を開始11月世界初となるスーパーグロース・カーボンナノチューブの量産工場が稼働11月タイでバイオエタノール製造コスト削減技術を実証11月省エネルギーと快適性を両立した新たな業務用ビル液冷空調システムを開発11月高効率調湿外気処理ユニットと高断熱ファサードの開発に目途11月災害に強い住宅モデルの確立に向け、カナダで太陽光パネル・蓄電池併用インバーターシステムの実証運転を開始11月有機系太陽電池の実証試験を開始11月ジメチルスルホキシドを使用しない細胞凍結保存液を開発12月産業・工業炉向け高温用高効率熱交換器を開発12月CIS系薄膜太陽電池のセルで世界最高の変換効率22.3%を達成2016年1月トチュウ由来の非可食性バイオマスを利用した高機能複合材料の開発に成功1月省エネルギーで生産性の高い革新的炭素繊維製造プロセスを開発1月The European Network of Innovation Agencies(TAFTIE)に加盟、覚書を締結1月ラオス政府とJCM(二国間クレジット制度)を活用する省エネルギー型データセンター実証事業の基本協定を締結2月モンゴル国鉱業省と乾式選炭技術システム実証事業で基本協定締結2月イタリアENEAと国際実証事業の基本協定を締結3月リチウムイオン電池の3倍以上の出力特性を持つ全固体電池を開発3月米国 ニューヨーク州でZEB関連設備の運転開始4月IoT推進部を設置、ロボット・機械システム部をロボット・AI部に改編し、材料・ナノテクノロジー部と合わせて産業技術開発を推進する部を3部体制にした。またAI社会実装推進室を開設4月「次世代人工知能技術社会実装ビジョン」を公表4月CO2分離・回収型酸素吹石炭ガス化複合発電の実証事業を開始4月アルミ系廃棄物から水素を抽出し発電利用する検証プラント完成5月インド鉄鋼省と国際実証事業の基本協定を締結5月革新型蓄電池の実用化に向けた共通基盤技術の開発に着手

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