NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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40th64 NEDO 40年史 【注目】世界に向けた情報発信NEDOプロジェクトの成果をアピール 2016年5月26日・27日に三重県で開催された「G7伊勢志摩サミット2016」では、日本の様々な情報発信の場として三重県営サンアリーナに報道関係者向けの国際メディアセンター(IMC)アネックス棟が設置され、日本の最先端技術を紹介する政府広報展示が設けられました。「伝統」と「革新」、国際社会が直面する様々な課題の解決に寄与する日本の技術がテーマで、NEDOも展示協力を行いました。 「インフラ・交通」カテゴリーで「非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発」の成果であるセルロースナノファイバーや「革新的新構造材料等研究開発」プロジェクトの炭素繊維複合材料などの革新材料分野の成果を展示したほか、「医療・保健」カテゴリーでは「生活支援ロボット実用化プロジェクト」の成果であるロボットスーツなどの介護ロボットを展示し、デモや体験なども実施しました。また、「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」で支援した人工クモ糸やパーソナル・モビリティといった革新的なベンチャー企業の成果なども紹介しています。 NEDOは2017年3月20日から24日まで、ドイツ・ハノーバー市で開催された、ITビジネスに関する世界最大級の商談展示会である国際情報通信技術見本市「CeBIT 2017」に出展しました。NEDOブースは「Global Solutions for the Next」をテーマに、IoTやロボット、AIといった次世代の最新技術や、NEDOがドイツで実施中だったスマートコミュニティ実証事業などについてデモを交えて展示し、地元メディアにも紹介されました。現地の政府・自治体要人やマッチング目的のドイツ企業幹部のガイドツアーなど多くの方が訪れ、グローバルな新規ビジネス創出に向けた情報発信の舞台となりました。NEDOは、政府広報展示への協力や各種展示会など様々な場面を通じて、広く国内外にNEDOプロジェクトの成果を紹介しています。そしてNEDOが推進している最先端技術を多くの方に活用いただけるよう、イノベーションの社会実装を後押ししています。革新材料分野や介護ロボットなどを展示G7 伊勢志摩サミット2016福祉や介護の現場で活躍が期待されるロボットやパーソナルモビリティなどの試乗コーナーも設置IoTやロボット、AI技術でビジネスマッチング国際情報通信技術見本市「CeBIT 2017」ドイツのメルケル首相と安倍首相(当時)、世耕経済産業大臣(当時)などがNEDOブースを訪れ、装着型ロボットを視察会期中は各国メディア関係者が訪れたほか、菅官房長官(当時)など国内外の政府要人の視察、配偶者プログラムなどでの体験なども行われ、大きな注目を集めた

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