NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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Chapter 2  技術戦略活動 NEDO 40年史 69【活用事例】 高輝度・高効率次世代レーザー技術開発(2016〜2020年度)5. 無人航空機(UAV)システム分野 [ 2017年2月策定 ]ドローンとも呼ばれる無人航空機(UAV)への関心が高まっています。機体と運行管理のための地上サポート機器を含めたUAVシステムに関して、目視の範囲内から外れた状態での目視外自律飛行を行うための規格・基準などを含め、技術開発課題をまとめました。【活用事例】 ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト(2017〜2021年度)6. IoTソフトウエア分野 [ 2017年7月策定 ]IoTに対応した製品に組み込まれるIoTソフトウエアにおいて、従来の組み込みソフトウエアの機能に加え、様々なものとインテリジェントにつながる「スマート・コネクティッド」や、システムの信頼性、安全性、保守性、回復性、セキュリティーが高度に連携して成立する「ディペンダビリティ」といった機能を兼ね備えるための技術開発課題をまとめました。【活用事例】NEDO先導研究プログラム(2014年度〜)7. 人工知能×食品分野 [ 2018年2月策定 ]食品流通において、農林水産物は生産、出荷、物流、加工、小売り、消費という段階を経ます。各段階において取り扱われている情報の種類などの現状、技術ニーズを整理し、各段階で共通または類似する技術項目を抽出して技術開発課題をまとめました。【活用事例】 人工知能技術適用によるスマート社会の実現(2018〜2022年度)8. 人工知能×ロボット分野 [ 2018年10月策定 ]ディープラーニングを中核とした、ニューラルネットワーク、パターン認識などのAI技術とロボット技術のさらなる融合が必要とされています。実世界の中で人と協調しながら実時間対応できるロボットの技術開発課題をまとめました。【活用事例】 次世代人工知能・ロボット中核技術開発(2015〜2019年度)9. 人工知能を支えるハードウエア分野 [ 2018年10月策定 ]近年、AIの社会実装が進み、認識アルゴリズムを使った情報処理によって膨大なデータから必要な情報を得ることができるようになってきました。AIをサポートし、さらに進化させるためのコンピューターとして、脳型コンピューター、量子コンピューター、確率モデルコンピューティングなどの技術開発課題をまとめました。【活用事例】 高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発(2016〜2027年度)10. AIを活用したシステムデザイン(AASD)技術分野 [ 2019年7月策定 ]製造業における設計開発工程の生産性向上が課題となっています。機械学習などのAI技術を用いて過去の技術情報を新たな領域に応用するなど、現場に蓄積された知識を活用することが重要となります。そのために必要な技術を俯瞰し、実装のためのコンセプトモデルに関してまとめました。【活用事例】 次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発(2018〜2023年度)❖ ナノテクノロジー・材料分野1. ナノカーボン材料分野 [ 2015年10月策定 ]ナノカーボン材料は、優れた電気伝導性や熱伝導性、機械的特性などを備え、高機能材料やエレクトロニクス、構造部材といった幅広い分野への応用が期待されています。ナノカーボン材料について研究開発動向と具体的用途例、産業化に向けて克服すべき技術課題をまとめました。【活用事例】 超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト(2016〜2021年度)

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