NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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40th70 NEDO 40年史 2. 機能性材料分野 [ 2015年10月策定 ]日本の製品は、機能性材料の先進的な機能がもたらす付加価値によって差別化が図られている場合が多いです。開発期間を大幅に短縮しさらなる革新的な機能性材料を開発するため、関連技術を一体で深化させる取り組みが望まれます。日本の技術を俯瞰し、直面する技術課題についてまとめました。【活用事例】 超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト(2016〜2021年度)3. 自己組織化応用プロセス分野 [ 2016年12月策定 ]自己組織化技術は、電子・光学材料分野をはじめとする様々な産業のプロセスでの工数削減・省エネルギー化や新しい構造形成に大きな波及効果が期待されています。その産業応用事例と今後の用途拡大に向けて技術課題をまとめました。【活用事例】 NEDO先導研究プログラム(2014年度〜)4. 構造材料分野 [ 2018年2月策定 ]構造材料を巡る社会課題としては、輸送機器用途に向けた軽量化があります。この課題の克服にはマルチマテリアル技術が必要とされています。日本の構造材料の優位性を維持・向上する上で必須となるマルチマテリアル技術に関して、設計、製造、廃棄などにおける課題についてまとめました。【活用事例】 革新的新構造材料等研究開発(2014〜2022年度)5. 計測分析機器分野 [ 2018年2月策定 ]計測分析機器産業の継続的な発展は日本の学術・産業の発展の源泉です。日本が強みとする要素技術を見据え、ユーザーが真に必要とする計測分析機器をタイムリーに開発するために必要となる技術開発についてまとめました。【活用事例】 省エネ製品開発の加速化に向けた複合計測分析システム研究開発事業(2018〜2019年度)6. 金属積層造形プロセス分野 [ 2019年2月策定 ]金属積層造形技術は、装置・材料・造形技術から構成されます。装置技術では欧米企業が大きく先行してきましたが日本も追いつきつつあり、製造の基盤技術としてスタート地点に立った状態といえます。金属積層造形に関する要素技術と今後の動向についてまとめました。【活用事例】 積層造形部品開発の効率化のための基盤技術開発事業(2019〜2023年度)❖ エネルギーシステム・水素分野1. 水素分野 [ 2015年10月策定 ]二酸化炭素(CO2)排出量削減に向けては、将来的に水素社会に期待が集まっています。実現に向けて、水素社会を構成する水素製造や輸送、貯蔵、利用といった各要素に関する技術について、現状と特徴、課題、開発の動向をまとめました。【活用事例】 水素利用等先導研究開発事業(2014〜2022年度)2. 超電導分野 [ 2015年10月策定 ] 超電導の電気抵抗がほぼゼロであるという性質を生かした省エネルギー技術や強磁場マグネット応用機器などの新たな産業技術が注目されています。こうした技術の確立に向け、高温超電導(HTS:High Tem­perature Superconductors)技術の各適用分野での開発動向や、各国間の産業競争力、技術課題についてまとめました。【活用事例】 高温超電導実用化促進技術開発(2016〜2020年度)

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