NEDO40年史 イノベーションで未来をつくる
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Chapter 2  エネルギーシステム分野エネルギーシステム技術 NEDO 40年史 79評価、情報発信などが重要な領域として挙げられており、NEDOはこの方針の下、各国の関係機関と具体的な協力の実施に向けた取り組みを進めています。 一方、水素・燃料電池関連の世界的な技術開発動向を見れば、バス・トラックといった大型車両、鉄道車両、船舶といった多様なアプリケーション開発や再生可能エネルギーで製造した水素の工業プロセスでの利用といった取り組みが各国で進められています。現在の日本の強みは長年にわたる研究や市場での実践に基づく多くの知識に支えられていますが、諸外国の動向も踏まえ、このような新たな領域にも挑戦していく必要があります。 NEDOは各国と協調し国際的な市場を創出していくとともに、その市場の中での優位性を確保するための技術力を維持・向上するため、絶えず世界の動向を注視しながら技術開発を進めていく考えです。図5◉ 「水素閣僚会議2019」での閣僚集合写真

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