9人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業診断結果の説明を支援するAI 従来のAIは何が学習されているか分からない「ブラックボックス」であることが大きな問題でした。 本事業では、なぜそう判断したのか、ということを明確に説明できるAIを開発し、その診断結果に至った根拠を明示するとともに、患者に対する診断の説明をAIが支援します。目指す社会イメージ 医療分野へのAI技術の適用は、画像の自動診断等で検討が進められています。しかし、人命に関わることから、適用には判断結果の根拠の明確化が求められています。 本事業では、診療の判断根拠が説明できるAIシステムなど、人とAIが相互に協力し、患者に寄り添いつつ、効率的で効果的な医療サービスの実現を目指しています。AIを利用して食事で重大疾病を予測・予防 医療の世界では、診断に際して患者にとって納得できる根拠を示すことが非常に重要です。 食事や運動などの日々の生活のデータと、高い精度と説明性の両方を維持するAI技術を組合わせて医療に活用することで、高精度の重大疾病の早期発見や予防といった新たなサービスが実現します。AIが患者の症状や生活習慣等を解析し、新薬の臨床試験をサポート 医薬品・医療機器開発において、希少な疾患を持つ患者の治療歴を理解することが重要ですが、疾患と症状の関係はこれまでは専門医の暗黙知になっていました。 そこで、AIにより患者の治療歴を分析し、専門医とAIが協働しながら、特定の患者を選択し、迅速な臨床試験を支援するシステムを実現します。医療分野
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