NEDO_人と共に進化する
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43人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業図:VR共創環境で実施する研究内容の概念図:VR共創環境で実施する研究内容の概念技術優位性 技術優位性①分子ロボット創成のためのVR共創環境の研究開発① 分子ロボット創成のためのVR共創環境の研究開発実時間推論&学習技術を活用した長通信遅延、低伝送速度環境で動作する仮想ハンドの同期制御が可能になり、VR実時間推論&学習技術を活用した長通信遅延、低伝シミュレーション上での仮想分子、仮想装置を用いた仮想実験送速度環境で動作する仮想ハンドの同期制御が可能の展開ができる。になり、VRシミュレーション上での仮想分子、仮②DNAロボットの創成とナノスケールマニピュレータへの応用想装置を用いた仮想実験の展開ができる。VR分子とVR探針から生成したAFM画像を学習セットとした② DNAロボットの創成とナノスケールマニピュレー超解像画像の生成により、AI&VR技術を活用した直感的なタへの応用AFM操作環境の実現が可能になる。③微小管ロボットの創成とマイクロ化学エネルギー発電素子VR分子とVR探針から生成したAFM画像を学習セッへの応用トとした超解像画像の生成により、AI&VR技術を活類似技術もなく国内外に同様の取組もない。AI技術を活用し用した直感的なAFM操作環境の実現が可能になる。て非線形力学系の観点から微小管ロボットを解析し、実時間③ 微小管ロボットの創成とマイクロ化学エネルギー発推論&学習により大規模渦巻運動を創発、維持することで、電素子への応用化学エネルギーで駆動する発電素子の開発が可能になる。類似技術もなく国内外に同様の取組もない。AI技術を活用して非線形力学系の観点から微小管ロボットを解析し、実時間推論&学習により大規模渦巻運動を創発、維持することで、化学エネルギーで駆動する発電素子の開発が可能になる。43人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業取組内容①分子ロボット創成のためのVR共創環境の研究開発クラウド上で分子シミュレーションを実行し、WANおよび5Gで動作するVR共創環境を構築する。また、マルチユーザ化することで、地理的に離れた研究拠点間でVR上の仮想分子を共有し、操作できるVR共創環境の構築を目指す。②DNAロボットの創成とナノスケールマニピュレータへの応用機械学習と高速AFMによる測定データの重ね合わせ画像解析を組み合わせることにより、DNA分子ロボットに微細構造まで観察可能な、従来のAFMの解像度を超える超解像AFMシステムを開発する。③微小管ロボットの創成とマイクロ化学エネルギー発電素子への応用微小管分子ロボットで用いられる筒状の分子構造を仮想現実(VR)環境で再現するモデルを開発し、このモデルを活用した、微小管以外のアクチンなどの棒状の分子オブジェクトにも適用できることを実証する。分子ロボットは一般的に、分子部品の自己組織化により創成される。これらは、原子間力顕微鏡や透過型電子顕微鏡を用いることで観察できる。しかしながら、分子ロボットを構成する分子部品の設計は容易でなく、生体分子や化学反応に関する高度な知識と経験が不可欠となっている。また、分子部品を完成のための設計・実験・観察のサイクルが長いことが分子ロボットを実用化する上でのボトルネックとなっていると言っても過言ではない。本研究では、AIやVRを活用し、インターネット上でドライ系研究者とウェット系研究者が協力して分子部品を設計できるVR共創環境を構築する。クラウド上で分子シミュレーションを実行し、WANおよび5Gで動作するVR共創環境を構築する。また、マルチユーザ化することで、地理的に離れた研究拠点間でVR上の仮想分子を共有し、操作できるVR共創環境の構築を目指す。関西大学/北海道大学/(株)分子ロボット総合研究所② DNAロボットの創成とナノスケールマニピュレータへの応用機械学習と高速AFMによる測定データの重ね合わせ画像解析を組み合わせることにより、DNA分子ロボットに微細構造まで観察可能な、従来のAFMの解像度を超える超解像AFMシステムを開発する。③ 微小管ロボットの創成とマイクロ化学エネルギー発電素子への応用微小管分子ロボットで用いられる筒状の分子構造を仮想現実(VR)環境で再現するモデルを開発し、このモデルを活用した、微小管以外のアクチンなどの棒状の分子オブジェクトにも適用できることを実証する。 取組内容① 分子ロボット創成のためのVR共創環境の研究開発関西大学/京都大学/(株)分子ロボット総合研究所研究開発テーマ紹介分子ロボットは一般的に、分子部品の自己組織化により創成される。これらは、原子間力顕微鏡や透過型電子顕微鏡を用いることで観察できる。しかしながら、分子ロボットを構成する分子部品の設計は容易でなく、生体分子や化学反応に関する高度な知識と経験が不可欠となっている。また、分子部品を完成のための設計・実験・観察のサイクルが長いことが分子ロボットを実用化する上でのボトルネックとなっていると言っても過言ではない。本研究では、AIやVRを活用し、インターネット上でドライ系研究者とウェット系研究者が協力して分子部品を設計できるVR共創環境を構築する。AIとVRを活用した分子ロボット共創環境の研究開発研究開発テーマ紹介AI とVR を活用した分子ロボット共創環境の研究開発

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