NEDO_人と共に進化する
6/52

5人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業AIが自動で作業のノウハウを抽出してロボットにも適用 AI技術と人間の持つ知識とをつなぐ基盤を開発しています。例えば、人の作業の撮影データを基に作業のノウハウを取り入れたシステムを、人と協働するロボットに組み入れることができます。 また、汎用的に活用できる学習済みモデルを構築し、少ないデータで様々な作業に利用することも可能になります。目指す社会イメージ 少子高齢化が進む日本において、人手に頼ってきた物流・小売り分野の自動化の実現は喫急の課題です。一方でこうした分野では、人には簡単にできても従来のロボットにとっては複雑なタスクが多いことから、自動化が困難であるとされています。 本事業により、人とロボットが物流・小売り分野において協働することで、簡単な作業はロボットが行い、人はより専門性の高い分野に集中することができるため、業務全体の効率化が期待されます。高い運動能力を持つAIロボットが人と一緒に繊細で複雑な作業を行う 人間と同程度の運動や判断、認識能力を持ち、協働することが可能なロボットとそれを制御するAIが、工場やスーパーでの物資の輸送・配送のように人手不足が顕著な環境において人の作業を支援します。 このロボットはでこぼこ道の移動や階段の昇り降りといった従来は難しかった運動を行うことが可能です。物流・小売り分野

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る