NEDOアニュアルレポート
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13神戸市ポートアイランドで実施する水素ガスタービンによる市街地への熱電併給実証試験において、川崎重工業(株)が開発した「マイクロミックス燃焼」技術を活用したドライ低NOx水素専焼ガスタービンの技術実証試験を2020年5月に開始し、これに世界で初めて成功しました。ドライ燃焼方式は従来式よりも発電効率が高く、NOx排出量も低減することができます。福島県浪江町で2020年3月に開所した福島県水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で取り組む再生可能エネルギーを使った水素製造実証を中心に、再生可能エネルギー由来水素の活用と再生可能エネルギーの導入の推進などに向け、福島県・浪江町と連携・協力していくべく、それぞれと協定を締結しました。事業概要事業名:水素社会構築技術開発事業事業期間:2014年度~2025年度 2020年度の事業予算:141.2億円ドライ燃焼方式は従来の水噴射方式に比べて発電効率が高くNOx排出量も低減できる一方、水素の燃焼速度が速いため火炎の逆流を抑えながらいかに安定燃焼させるかが課題でしたが、微小な水素火炎を用いた燃焼技術「マイクロミックス燃焼」を生かし、世界で初めてドライ低NOx水素専焼ガスタービンを開発・実証試験に成功しました。本事業成果を基に、水素のエネルギー利用の拡大による水素社会の実現に向けて、地域コミュニティーにおける効率的なエネルギー利用につながる新たなエネルギー供給システムの確立を目指します。本協定に基づき、あづま総合運動公園(福島市)とJヴィレッジ(楢葉町)、道の駅なみえ(浪江町)に設置された純水素型燃料電池にFH2Rで製造した水素を供給し、施設内の一部電力供給に活用されています。また、福島県・浪江町が導入した新型の燃料電池自動車の納車式に合わせ、水素を供給しました。福島県・浪江町との締結式の様子ドライ低NOx水素専焼ガスタービンの実証試験プラント福島県内においてFH2Rで製造した水素の利活用や情報発信に取り組み、水素の普及拡大をけん引していきます。事業概要事業名:水素社会構築技術開発事業事業期間:2014年度~2025年度2020年度の事業予算:141.2億円成 果今 後成 果今 後水素世界初、ドライ低NOx水素専焼ガスタービンの技術実証試験に成功水素福島県・浪江町と低炭素水素の利活用拡大に関する協定を締結

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