NEDOアニュアルレポート
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16事業概要事業名:戦略的省エネルギー技術革新プログラム事業期間:2012年度~2022年度 2020年度の事業予算:73.5億円事業概要事業名:戦略的省エネルギー技術革新プログラム/実証開発/プラント内利用のための低コスト型三相同軸超電導ケーブルシステムの開発事業期間:2017年度~2021年度(実用化開発+実証開発)2020年度の事業予算:0.47億円TSCForesight短信レポート「コロナ禍後の社会変化と期待されるイノベーション像」より引用高温超電導ケーブルケーブル敷設位置ケーブル終端部経済産業省が策定した「長期エネルギー需給見通し」では、2030年度までに最終エネルギー消費を原油換算で5030万kL程度削減する、徹底した省エネルギーが求められています。NEDOは、革新的な省エネルギー技術の研究開発への支援をはじめ、未利用熱エネルギーの活用技術の開発などを推進しています。コロナ禍後の社会・エネルギー構造などの変化に対応する省エネルギー関連技術を対象に、次世代イノベーションを担う中小・ベンチャー企業限定で、「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の緊急追加公募を実施しました。その結果、直近の通常公募では30件程度の応募であったのに対し、43件の応募があり、11件を採択しました。昭和電線ケーブルシステム(株)は、老朽化に伴う送電ケーブルの更新ニーズを持つ民間プラント向けに、90%以上の送電ロス低減が見込める低コスト型三相同軸高温超電導ケーブルを開発し、このたび世界で初めて、実際の民間プラントで本超電導ケーブルを使った実証試験を実施しました。背景/意義新型コロナウイルス感染症による経済打撃で、民間企業の研究開発投資は減少傾向となりました。これを受けてNEDOは、研究開発の継続的実施、コロナ禍後の社会変化「新しい社会様式」の実現に向けたイノベーションの検討を後押しするべく、経済成長と両立する持続可能な省エネルギー技術の実現を目指す本プログラムにおいて、緊急追加公募を実施しました。本プログラムで採択したテーマを2022年度まで支援することで、コロナ禍後の社会変化に対応した省エネルギー型社会の構築と産業競争力の強化を目指します。開発した超電導ケーブルシステムを液体窒素などの冷却媒体を有する石油・化学プラントなどに適用させることで、初期導入コストや冷却コストが大幅に低減され、投資回収を10年以下で達成できる見込みを得ました。共同研究先のBASFジャパン(株)の工場に開発したケーブルや冷却システムを敷設し、2020年11月に通電を開始しました。現在まで安定した送電を実施しています。2021年9月末まで約1年間の試験を実施し、省エネルギー効果量やランニングコスト、安全性・信頼性の確認を行い、他のプラントへの適用にあたり想定どおりの効果が得られるかを確認します。並行して、実際のプラントに適用するべく、広報活動を展開しています。今 後成 果今 後省エネルギー・環境分野戦略 省エネコロナ禍後の社会変化に対応する省エネルギー技術開発テーマ11件を採択―次世代イノベーションを担う中小・ベンチャー企業を支援―超電導世界初、民間プラントでの三相同軸超電導ケーブル 実証試験における通電を開始省エネルギー技術

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