NEDOアニュアルレポート
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19石油石油精製化学工業③石油化学原料化②材料再生焼却熱回収④高効率エネルギー回収・熱利用高度化電力利用プラスチック成形加工製品製造利用廃棄回収①高度選別再生品製造選別単純焼却埋立二酸化炭素回収・貯留(CCS:CarbondioxideCaptureandStorage)は、工場や発電所などから排出される二酸化炭素(CO2)を大気放散する前に回収し、地下へ貯留する技術です。経済産業省では、CCSについて、「とりわけ、石炭火力発電については、商用化を前提に、2030年までにCCSを導入することを検討する」と位置付けています。社会課題となっている廃プラスチックの処理について、環境負荷を抑制しつつ有効利用していくことを目的として、それらを高度に選別し、材料として再生し、また新たな素材、エネルギー源として活用するための技術を開発することで、廃プラスチックを高効率に資源循環させるシステムの実現を目指します。本事業は、経済産業省の直執行として2012年度より開始し、2018年度からNEDOへ移管して、分離回収から圧入までの一貫システムとしての運用確認を目的に、CCS実証試験を推進してきました。今般、CO2圧入量の目標値達成に伴い、幅広い分野の専門家による議論を踏まえた上で、本実証試験において得られた成果と課題について、「総括報告書」をまとめました。今後は、貯留地点周辺地域における海洋環境調査や圧入したCO₂の挙動モニタリング、国内外へのアウトリーチ活動などを継続します。また、CCSに有効利用を加えたCCUS(CarbondioxideCapture,UtilizationandStorage)技術の総合的な社会実装を目指し、石炭火力発電所などの大規模排出源で回収されるCO2の船舶輸送や荷役確認を進めるとともに、苫小牧CCS実証設備を利活用したCCUS実証拠点の整備を行います。背景/意義近年、処理が不十分なプラスチックなどの流出による海洋プラスチックごみ問題がクローズアップされています。また使用済みの廃プラスチックも、処理過程において資源として有効利用されているとはいえません。循環型社会構築に向け、廃プラスチックをマテリアル・ケミカルリサイクル、エネルギー回収などによる適正な資源化が急務となっています。プラスチック資源循環の概要図事業概要事業名:CCUS研究開発・実証関連事業/事業期間:2018年度~2026年度2020年度の事業予算:35.0億円苫小牧におけるCCUS大規模実証試験事業概要事業名:革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発事業期間:2020年度~2024年度2020年度の事業予算:7.0億円本プロジェクトでは、廃プラスチックの処理にあたって、環境負荷を低減し資源価値を飛躍的に高めるため、高度選別技術や新しい材料再生技術、ケミカルリサイクル、エネルギー回収の高度化を連携して実施することで、廃プラスチックの品質に応じた最適な処理システムの構築による高度資源循環と環境負荷低減の両立を目指します。輸出苫小牧CCUS実証拠点成 果今 後今 後CCS苫小牧でのCO2分離回収・貯留(CCS)大規模実証試験で、 CO2累計圧入量30万tを達成した成果について、「総括報告書」を作成3R廃プラスチックをリサイクルする革新的なプロセス技術開発に着手

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