NEDOアニュアルレポート
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20遠隔識別技術についてはブロードキャスト型通信の評価を行い、その有効性を実証しました。また、運航管理システムについては、試験フィールドでドローンが安全に飛行するための相互接続試験に成功していますが、この成果を社会実装していくため、さらに機能を強化するとともに、実際の活用場面を想定した実環境での技術検証および開発へのフィードバックを行います。2022年を目途にドローンの第三者上空での目視外飛行の実現に向けて、リモートIDや運航管理システムなどの技術検証を進めていきながら、産業育成や制度整備に貢献していきます。また、運航管理システムの実証においては、地域におけるドローンの社会実装につながるユースケースを検証対象とし、モデルの横展開を図っていきます。既にAI技術の社会への適用は拡大されつつある一方で、製造・医療・交通といった社会的・経済的な影響が大きい分野やタスクについては、人とAIがそれぞれの得意領域で役割分担して協働していく必要があります。「人と共に進化するAIシステム」の実現は、この課題を解決し、さまざまな分野やタスクへのAI技術の適用を可能とします。背景/意義事業概要事業名:ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト事業期間:2017年度~2021年度2020年度の事業予算:40.0億円事業概要事業名:人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業事業期間:2020年度~2024年度 2020年度の事業予算:29.3億円運航管理システムの実証研究開発の概要ロボット・ドローンや人工知能(AI)、自動運転などの技術開発・実証に取り組んでいます。2020年度は、革新的な産業ロボット技術や“人と共に進化する”AI技術の研究開発に着手するとともに、規制の精緻化に向けたデジタル技術やコロナ禍に対応した自動走行ロボット技術の開発など、新規領域に挑戦しました。ドローンの社会実装に向けた技術の実証を推進し、10月に福島ロボットテストフィールドで、ドローンを遠隔から識別するリモートID技術の実証試験を実施し、制度構築・運用に貢献するため、技術情報の公開を行いました。また、開発を進めている運航管理システムについて、機能強化を図るとともに、活用場面を想定した実環境での技術検証を行う事業に着手しました。人とAIがそれぞれの得意領域において役割を分担して協働するとともに、人とAIが相互に作用しながら共に成長・進化する「人と共に進化するAIシステム」を開発し、生産年齢人口の減少などのさまざまな社会課題の解決を目指します。成 果今 後今 後「人と共に進化するAIシステム」の研究開発にあたっては、実際の現場での試験や、有識者やユーザーからの評価などから課題を抽出し、それを研究開発にフィードバックする研究開発サイクルを構築します。これにより、開発した技術をいち早く社会へ適用することを進め、直面するさまざまな社会課題の解決に貢献することを目指していきます。産業技術分野ドローンドローンが安心・安全に飛行できる社会を目指して、 社会の仕組みづくりに向けた技術開発・実証を推進AI「人と共に進化するAIシステム」の開発に着手ロボット・AI技術

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