NEDOアニュアルレポート
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24NEDOは、大阪大学、ヤマザキマザック(株)、(株)島津製作所と共同で青色半導体レーザー開発において高出力化を目指して開発を進めており、2020年度に200W高輝度青色半導体レーザーを3台装着した600W級マルチビーム加工ヘッドを搭載したハイブリッド複合加工機を開発しました。高出力化によって、複雑な形状の部品などへの銅の高速・精密コーティングが可能となります。今後、青色半導体レーザーのさらなる高輝度化を進め、kW級青色半導体レーザーマルチビーム加工ヘッドを搭載することで、10倍以上のコーティング速度を可能とするハイブリッド複合加工機を開発し、2021年の実用化を目指します。難加工材の高品位加工を目指した今までにない短波長の高輝度レーザー加工機など、本プロジェクトで新たに開発したレーザーおよびレーザー加工機を、東京大学、産業技術総合研究所など13機関と共同でプラットフォームに集約しました。テストユースを進め、幅広くユーザーの掘り起こしを行っていきます。プラットフォームに集約したレーザー光源や加工機は、本プロジェクト終了後もTACMIコンソーシアム※の枠組みを活用して運営する予定です。装置横断的な加工データ取得やユーザーニーズの把握を進めるとともに、データベースを拡充し産業界における顕在ニーズへの対応から潜在ニーズの掘り起こしまで、さまざまな課題解決の糸口となることを目指します。※光ものづくり協創を推進するために、東京大学により産学官連携で設立。事業概要事業名:高輝度・高効率次世代レーザー技術開発事業期間:2016年度~2021年度2020年度の事業予算:20.0億円事業概要事業名:高輝度・高効率次世代レーザー技術開発事業期間:2016年度~2021年度2020年度の事業予算:20.0億円ハイブリッド複合加工機柏IIプラットフォームに設置しているレーザー装置従来比6倍速で銅コーティング可能な青色半導体レーザー複合加工機を開発したほか、新開発のレーザー加工機を集約した プラットフォームを構築しました。今後ユーザーニーズを掘り起こし、高輝度(高出力・高ビーム品質)かつ高効率なレーザーおよびレーザー加工技術の開発を進め、新たなレーザー加工技術の実用化を目指します。青色レーザー光は、金属に対する吸収効率が高く、従来の近赤外線レーザーでは困難な金や銅などの加工に適しており、金属向け次世代加工機の光源への応用が期待されています。また、銅/銅合金は、殺菌・抗菌作用、ウイルス不活化作用があり、細菌やウイルスリスクを低減させる方法として、病院、介護施設などのあらゆる施設で手すりやドアノブなどへの利用が期待されています。レーザー加工は、機械加工では困難な微細加工ができ、かつ、デジタル制御と親和性が高いため、ものづくり現場において最重要ツールの一つと期待されています。しかし、最適なレーザー加工条件は、加工対象物によって異なるため、経験と勘を頼りに決めているという課題があり、最適な加工条件を選択できる仕組みの確立が求められています。成 果今 後成 果今 後産業技術分野レーザー 加工従来比6倍速で銅コーティング可能な青色半導体レーザー複合加工機を開発レーザー 加工NEDOの事業成果を集約した柏IIプラットフォームを構築ものづくり技術

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