NEDOアニュアルレポート
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ワンタッチ装着機能拡張外骨格「ModularLegBraceNEO」と歩行の制御装置「SwitchKnee」31原料として半固形状の乳牛ふん尿を用いて、メタンを含むバイオガスを安定・効率的に発生し、ガス発電機により発電したり、燃料電池に供給することで、酪農家が使う電気・熱エネルギーの一部をバイオガスエネルギーで自給する、小規模酪農家向けの乾式メタン発酵プラントを、国内で初めて開発しました。身体障害者の方々に義肢や装具の製作を通じて社会復帰を支援している(株)徳田義肢製作所では、従来のリハビリテーションにおける代償運動の発生や、理学療法士の作業負担などの課題解決のため、工具不要で優れた適合性を持つモジュール式外骨格と、ワンタッチで外骨格に着脱可能で、歩行時の立脚・遊脚を自動制御するデバイスを開発しています。事業概要事業名:課題解決型福祉用具実用化開発支援事業事業期間:2017年度~2019年度2020年度の事業予算:0.9億円本事業では、バイオガスプラントのコスト課題を解決し、国内で初めて、小規模酪農家向けの乾式メタン発酵プラントを開発しました。系統電力に頼らない自給自足型のエネルギー分散型基地として普及することが期待でき、酪農家の営農コストを低減するだけでなく、エネルギーを地産地消する仕組みの構築につながるものです。従来型の常に膝をロックした棒足歩行では、歩行パフォーマンスの低下を招きますが、機能拡張デバイスを装着することで、正常歩行パターンの学習ができ、生活圏の維持・拡大につながります。また、デバイスの導入コストを抑えることで、大きな病院だけでなく各地域の医療機関でもサービスの提供ができ、将来的な歩行寿命の延伸に貢献します。原料自動投入装置・原料前処理装置と、FRP製メタン発酵槽(高温乾式)これまでの実証事業において、本設備が24時間の連続稼働・発電が可能で、生成した電気(三相200V)や温水を牛舎に安定的に供給できることが確認できています。今後は、さらにエネルギーの最適化や再配分、長期連続運転による設備の安定性などの検証を継続し、住宅への電気供給試験(単相100V)を実現する計画です。事業概要事業名:ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業/ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業(バイオマス)/小規模酪農家向けエネルギー自給型乾式メタン発酵システムの開発事業期間:2018年度~2020年度2020年度の事業予算:0.5億円成 果成 果「課題解決型福祉用具実用化開発支援事業」における長下肢装具の脚部調節機構の開発で、デバイス装着側の外骨格である「ModularLegBraceNEO」が完成し、量産体制を構築しました。歩行制御装置「SwitchKnee」の開発では、ワンタッチ装着が可能なアタッチメント機構を開発し、強度や軽量化、電子制御部の開発や実証実験を経て、2023年度の上市を目指しています。今 後今 後バイオマス国内初、小規模酪農家向けの乾式メタン発酵プラントを開発―乳牛のふん尿を原料に、エネルギーの地産池消を志向―福祉用具さまざまな身体寸法に即座にフィットする長下肢装具と、 ワンタッチで装具の自動制御化を実現する歩行制御装置の開発

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