NEDOアニュアルレポート
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世界初、水素を輸送する国際実証試験を本格開始―水素キャリアを循環させ、水素社会の実現を目指す―NEDOは水素社会構築に向けた事業の一環として、次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合(AHEAD)とともに、世界初となる国際間で水素を輸送する実証試験を本格的に開始しました。本事業はトルエンを水素キャリアとして用いる「有機ケミカルハイドライド法」を用い、水素を供給地から需要地へ輸送する国際間サプライチェーン構築の実証試験を行うものです。これまでブルネイで生成したメチルシクロヘキサン(MCH)を海上輸送し、川崎市内に設置した脱水素プラントで水素を分離し、東亜石油(株)の水江発電所のガスタービン向けに供給してきました。このたび、脱水素で分離したトルエンをブルネイへ逆輸送し、再度水素化を行う作業を開始したことにより、一連のプロセスで構成される水素サプライチェーンが完成しました。今後、水素サプライチェーンに関する運用技術の確立や国際取引のノウハウ蓄積を図り、本格的な水素社会の実現を目指します。43News Release2020.6.25NEDOは2020年度にNEDO公式Twitterを開設し、ウェブサイト上のニュースリリースや公募、イベント情報等の最新情報をNEDO公式Twitterから発信しています。また、広報誌やNEDOプロジェクトの成果のその後を追う「実用化ドキュメント」、動画などのコンテンツを一同に集めたウェブマガジン「NEDO+(ネドプラス)」を開設しました。NEDOは引き続き、SNSやオンラインコンテンツの積極的活用を実施していきます。「カーボンリサイクル産学官国際会議2020」の様子「CEATEC2020ONLINE」オンラインサイトNEDOブースの様子ニュースリリース例Twitterによる情報発信例「ENEX2021」NEDOブースの様子「水素閣僚会議2020」の様子記者会見の様子「NEDO+」掲載画面例1. 国際会議等の開催、展示会への出展NEDOは、プロジェクトの技術開発成果や支援制度等を広く社会で活用されることを目的に、国際会議や各技術の成果報告会を開催しています。また、展示会への出展やセミナー・シンポジウムといったイベントの開催を通じて、ビジネスマッチング等を行っています。2. ニュースリリース・記者会見等の実施ニュースリリースや記者会見・現地見学会等、各種メディアへの情報発信を通じ、広く社会や国民に対して、NEDO事業の内容や社会的意義等について積極的に発信しています。国際会議NEDOは経済産業省とともに、2020年10月に「水素閣僚会議2020」「第2回カーボンリサイクル産学官国際会議2020」「ICEF2020」を東京ビヨンド・ゼロ・ウィークの一環としてオンライン開催しました。各会議では、各国の革新的な取り組みや最新の知見、国際連携の可能性を確認するとともに、各国間の産学官のネットワーク強化を促すことを目的として、世界各国の政府関係者、研究者、専門家等による講演やパネルディスカッション等をオンライン配信し、環境イノベーションに関してグローバルな議論を実現しました。展示会NEDOはプロジェクト成果の社会実装を後押しするため、さまざまな展示会に出展しています。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン展示会という新しい形式が誕生し、「CEATEC2020ONLINE」等に出展しました。また、展示会場を使ったリアル展示とオンラインの併用開催となった「BioJapan2020」「nanotech2021」「ENEX2021」等に出展し、各展示会で情報発信とビジネスマッチングを実施しました。SNSやオンラインコンテンツの積極的活用社会とのコミュニケーション国内外への情報発信

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