)%(率去除塩99.999.899.599.07.57.06.56.0従来の海水淡水化膜高圧海水淡水化圧力(MPa@1.0m3/m2/d)塩除去率と運動圧力低圧海水淡水化膜(メガトン)低圧海水淡水化5.55.04.5(前処理済)海水低圧二段高収率淡水化システムフロー(簡略表記)ERD濃縮水1段目RO(低圧海水淡水化膜)2段目ROERD:エネルギー回収装置ERD生産水事業期間2014年度~2023年度実施者株式会社日立製作所、東レ株式会社予算額29.4億円(NEDO負担額)海水淡水化装置の一部12 本事業は、脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業にて実施されています。内閣府の「最先端研究開発支援(FIRST)プログラム」の一つである「Mega-ton Water System Project」で確立した技術(低圧海水淡水化RO膜、低圧2段高収率海水淡水化システム)を用い、「省エネルギー型海水淡水化システム」を構築・実証し、その省エネルギー効率、信頼性、経済性を示すことで、水資源が不足する国・地域に本システムの普及拡大を図ることを目的としています。 サウジアラビア王国における本技術の実証実施・普及を所管する政府機関であるサウジアラビア海水淡水化公社(SWCC)と共同で、サウジアラビア王国ドゥーバにおいて SWCC が保有するサテライトプラント施設内に、造水量 10,000m³/日の省エネルギー型海水淡水化システムを建設し、実証運転を行います。実証運転では、要望される水質基準を満たしながら安定的に造水できることを検証するとともに、従来RO膜法に比べて約 20%の省エネルギー効果を検証します。これは石油代替エネルギーとして約800kℓ/年、温室効果ガス削減として約2,000t-CO₂/年の効果があります。 この省エネルギー型海水淡水化システムは、極めて低い圧力で所定の処理水質(塩除去率)が得られる新規低圧海水淡水化RO膜を用いた2段RO膜システムであり、更には高効率エネルギー回収装置(ERD)を組み合わせることにより、従来の海水淡水化膜を用いたシステムと比較し、高い省エネルギー効果を発揮することを可能とします。▲詳細はこちら▲システムフロー⃝事業概要⃝研究開発内容事業紹介省エネルギー型海水淡水化システムの実規模での性能実証事業(サウジアラビア)
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