発電出力バイオマス混合ガス化技術開発バイオマス石炭粉砕・混合ガス化炉負荷変動ガスタービン要素技術開発微粉炭+1次空気アンモニア熱回収黒い線が電気の需要火力発電の焚き増し太陽光発電火力発電(LNG・石油等)ベースロード電源(原子力発電・水力発電など)電力需給のイメージ電力需給のイメージガス精製CO₂分離・回収ガスタービンCO₂蒸気タービン太陽光が需要以上に発電して電力が余っているため抑制火力発電の制御火力発電の焚き増し朝昼夜株式会社JERA 碧南火力発電所外観カーボンリサイクル実証研究拠点アンモニア混焼バーナとボイラのイメージ(提供:株式会社IHI)14 本事業では、大幅なCO₂の排出削減に寄与するCO₂フリー燃料(バイオマス、アンモニア等)を用いた発電技術、再生可能エネルギーの大量導入時の系統安定化のための負荷変動対応発電技術等、革新的な次世代火力発電技術に取り組んでいます。また、排出されるCO₂を低コストで分離・回収する技術、そのCO₂を資源としたカーボンリサイクル技術開発を推進しています。これらの技術開発により、カーボンニュートラル社会の実現を目指します。(1)石炭ガス化燃料電池複合発電技術開発 石炭火力発電から排出されるCO₂を大幅に削減するため、CO₂分離・回収型石炭ガス化燃料電池複合発電における技術開発として、バイオマス燃料混合のためのガス化技術開発やCO₂分離・回収設備の負荷変動に対応するためのガスタービン要素技術開発を実施します。(2)アンモニア混焼火力発電技術研究開発 火力発電の燃料にアンモニアを利用する技術の確立を目的として、火力発電への燃料アンモニアの初期導入に向けた各種調査及びアンモニアを石炭と混焼させる技術に関する要素技術の開発、並びに商用の石炭火力発電設備におけるアンモニア混焼技術の実証研究を実施します。(3)火力発電負荷変動対応技術開発 再生可能エネルギーの大量導入による瞬時的・継続的な発電電力量の低下を支える機動性に優れ、低負荷での効率向上を目指したガスタービン複合発電の技術開発を実施します。 また、石炭火力発電(汽力発電)については、過度な負荷変動対応運転に対応した故障予知・寿命予測等の保守技術開発や最低負荷引き下げにも取り組んでいます。▲詳細はこちら▲⃝事業概要⃝研究開発内容事業紹介カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発
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