NEDO環境分野の取り組み
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こう げきこう げきこう げきこう げきこう げきこう げき二二酸酸化化炭炭素素のの流流れれ貯留層(砂岩など)貯留層(砂岩など)孔隙が多い。孔隙が多い。流体(水など)が浸透しやすい性質。流体(水など)が浸透しやすい性質。遮へい層遮へい層貯留層貯留層二酸化炭素を通しません石炭火力発電所(京都府舞鶴市)CCS概念図CO2貯蔵タンク工場・発電所など圧入井(北海道苫小牧市)二酸化炭素を貯められます水色の部分が孔隙孔隙:砂粒と砂粒との間の隙間の部分で、塩水などで満たされている孔隙:砂粒と砂粒との間の隙間の部分で、塩水などで満たされている海拡 大 図拡 大 図貯 留二酸化炭素二酸化炭素分離・回収拡 大 図遮へい層(泥岩など)孔隙が少ない。流体(水など)が浸透しにくい性質。拡 大 図CO2排出源出荷基地CO2貯蔵タンクCO2液化受入基地ローディングローディングアームアームCO2輸送船舶 CO₂輸送に関する実証試験 概略図予算額80億円(2023年度)16 本事業では、2021年10月に閣議決定された「第6次エネルギー基本計画」の2050年カーボンニュートラルを目指し、できるだけ早期のCCS導入に向けて、CO₂貯留技術の研究開発、並びにCO₂有効利用などに関連する技術の調査を行います。「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」を踏まえ、分離・回収したCO₂の貯留地や有効利用先への輸送にも取り組むことで、CO₂の分離・回収から輸送、貯留、有効利用の技術開発を一体的に進め、CCUS技術の早期の確立及び実用化を狙います。(1)苫小牧におけるCCUS大規模実証試験 1)苫小牧におけるCCUS大規模実証試験 2)CO₂輸送に関する実証試験(2)安全なCCS実施のためのCO₂貯留技術の研究開発 大規模レベルでのCO₂貯留の安全な実施に必要な技術の実用化研究を実施します。大規模CO₂圧入・貯留に係る安全管理技術の開発、大規模貯留層の有効圧入・利用技術の開発、CCS普及条件の整備、基準の整備など、早期のCCS導入に向けた取り組みを進めます。(3)CCUS技術に関連する調査 CCUSに関する国内外の技術開発の動向や導入シナリオ等の調査を行います。 CO₂を分離・回収し、それを海底下約1,000m以深の地層に貯留するCCS実証試験を行います。目標とした30万トンのCO₂圧入を2019年に達成しており、現在は貯留したCO₂の挙動を把握するとともに、海洋環境調査等のモニタリングを実施しています。 工場等からの排ガスから分離・回収されたCO₂をCCUSを実施する地点へ、安全に低コストで大量に輸送する手段の一つとして、CO₂を最適な温度・圧力条件で液化、貯蔵、荷役、海上輸送する船舶一貫輸送システムの構築に必要な技術の研究開発・実証を行います。事業期間2018年度~2026年度実施者日本CCS調査株式会社、一般財団法人エンジニアリング協会、伊藤忠商事株式会社、日本製鉄株式会社、二酸化炭素地中貯留技術組合 他▲詳細はこちら▲⃝事業概要⃝研究開発内容CCUS研究開発・実証関連事業事業紹介

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