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小型衛星「まいど1号」(SOHLA-1)の打上げについて

2009年1月16日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
東大阪宇宙開発協同組合

情報を更新  平成21年1月26日  衛星打上げ後の状況です。

【打上げ後の状況】
  SOHLA-1は、1月23日12時54分00秒に種子島宇宙センターからH-IIAロケット15号機により打上げられ、 14時36分から約8分間衛星からの電波の受信により軌道への投入成功が確認され、「まいど1号」と命名されました。


NEDO技術開発機構の委託事業として、東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA)が研究開発を実施した小型衛星SOHLA-1(「まいど1号」※)は、1月21日H-IIAロケット15号機で打上げられる予定です。軌道投入後、世界初の衛星からの雷観測などを行うことを目的としています。

  • 軌道投入成功後に「まいど1号」と命名予定です。「まいど」は、大阪の商習慣の言葉で、挨拶/仕事を頂いたときなどの御礼の意味があり、宇宙で「まいど!」と元気よく活躍して欲しいとの関係者の熱い思いが込められています。


1.概要

  1. 経緯
    本衛星の研究開発は、NEDO技術開発機構の基盤技術研究促進事業の1テーマ「高度製造技術と革新的設計の融合による汎用小型衛星の研究開発」として、東大阪宇宙開発協同組合を委託先として平成15年度から平成19年度まで実施されました。
    今回打ち上げられるSOHLA-1(基礎実証モデル)は、平成19年5月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)のH-IIAロケットに相乗りする小型副衛星として選定され、平成20年3月の衛星完成後、JAXA筑波宇宙センターでの各種検査等を終え、平成20年12月にJAXA種子島宇宙センターに搬入されました。
  2. 目的
    SOHLA-1(基礎実証モデル)は、汎用小型衛星に搭載する機器の宇宙空間での先行実証を主な目的とし、また小型衛星開発/運用の基礎技術習得を行うためにJAXAの技術支援を得て開発された小型衛星です。
    主ミッションは、VHF波形モニタ装置(BMW)を用いた世界初の衛星からの電波観測による雷放電位置標定の先行実証を行ないます。
  3. 開発体制
    本衛星の開発体制は以下の通りです。
    開発体制

2.打上げについて

  • ロケット:H-IIA(GOSAT打上げに相乗り)
  • 打上げ予定日:平成21年1月21日(水)
  • 打上げ予定時間帯:12時54分~13時16分(日本標準時)
  • 打上げ予備期間:平成21年1月22日(木)~1月25日(日)
    平成21年1月27日(火)~2月28日(土)
  • 打上げ場所:JAXA種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

3.SOHLA-1の概要

  • 寸法:W:500mm× D:500mm× H:500mm
  • 質量:約50kg
  • 軌道:太陽同期軌道 高度約666Km 軌道傾斜角98deg
  • 通信:Sバンド アマチュアバンド 併用
  • 運用期間:3ヶ月以上

4.SOHLA-1外観及び搭載記念プレート

SOHLA-1外観
SOHLA-1外観

搭載された記念プレート
搭載された記念プレート

5.担当及びお問い合わせ先

<本プロジェクト全般>
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構 機械システム技術開発部
北村、齋藤 TEL:044-520-5240
<本プロジェクト詳細>
東大阪宇宙開発協同組合
棚橋、野田 TEL:06-6747-8081
<基盤技術研究促進事業全般>
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構 研究開発推進部
吉木、井原 TEL:044-520-5172