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太陽光発電を大量導入した小規模電力網の実現に向け、実証運転開始 ―中国・浙江省で実施―

2008年10月28日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 村田 成二
 NEDO技術開発機構が中国政府と共同で進めている、太陽光発電を大量に導入した小規模電力網(マイクログリッド)の実証研究の設備が完成、本日10月28日に中国・浙江省、杭州電子科技大学で竣工式を開催します。竣工後の実証研究においては、日本を含むアジア各国で太陽光発電等の自然変動電源を主体としたマイクログリッドを安定的に運転できるシステムを構築するために、システムの構成や運転方法等の確立を図ります。


1.実証研究の背景・目的

 我が国では、新エネルギーの導入・普及に向けて、産学官の役割分担のもと、コスト削減、生産性向上、信頼性向上のための実証試験等を積極的に進めています。このような状況の中、太陽光発電を始めとする新エネルギーの将来的な大量導入に備える為に、新エネルギー等を電源とする小規模の電力網(マイクログリッド)において、電力系統との連結時及び系統から自立運転した場合でも電圧や周波数等の変動の少ない安定的な電力供給を行うことが可能な技術が求められています。
 本事業では、全電源に対する太陽光発電等の自然変動電源容量の割合を高めた(50%以上を目安とする)マイクログリッドで実証研究を行い、最終的には我が国の基準に適合した電圧や周波数等を実現する為のシステム構成や運転方法等の確立を図ることを目的としています。

2.竣工式概要

(1) 日時  2008年10月28日(火)9時30分~12時00分
(2) 場所  中華人民共和国浙江省 杭州電子科技大学内
(3) 出席者  (中国側)  浙江省発展改革委員会 趙彦年 副主任(エネルギー担当)
                 同 能源処 張福平 処長 他
         (日本側)  小井沢和明 NEDO技術開発機構 理事 他

3.事業概要

(1)事業名

 太陽光発電システム等高度化系統連系安定化技術国際共同実証開発事業/マイクログリッド高度化系統連系安定化システム実証研究(PV+補償装置)

(2)研究内容

 太陽光発電120kW、ディーゼル発電120kW、電気二重層キャパシタ、二次電池等から構成されるマイクログリッドを杭州電子科技大学に設置し、大学構内に供給する。
 実証研究を通じて、系統連系時及び単独運転時の電力供給の安定性や二次電池及び電気二重層キャパシタによる負荷変動追従性に関する評価等を行う。
 また、マイクログリッド内でより安定的な電力供給を実証する為に、電力品質補償装置及び瞬低補償装置の効果も評価する。

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(3)実施場所

 杭州電子科技大学(杭州市内)

(4)実施委託先

 清水建設株式会社
 再委託先: 株式会社明電舎、中国電力株式会社

写真:校舎屋上に設置された太陽光パネル(提供:清水建設(株))
写真:校舎屋上に設置された太陽光パネル(提供:清水建設(株))

お問い合わせ先

(本プレス発表の内容についての問い合わせ先)
 NEDO技術開発機構 エネルギー・環境技術本部 国際事業統括室 
 荻野、松坂、 TEL 044-520-5190
(その他NEDO事業についての一般的な問合せ先)
 NEDO技術開発機構 広報室 
 坂本、山本 TEL 044-520-5151