国内初の洋上風況観測タワー設置完了
―北九州市沖 洋上風力発電の実現へ―
2012年7月3日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
理事長 古川一夫
NEDOは、沖合における洋上風力発電の実現に向け、福岡県北九州市沖および千葉県銚子市沖において、洋上風力発電の実証研究を行っています。
この度、福岡県北九州市沖において、風速や風向を測定する洋上風況観測タワー(※1)を設置しました。沖合海域において洋上風況観測タワーを設置するのは国内初です。
今後、10月以降に観測を開始する予定であると共に、今年度内に同海域に出力2MW(2,000kW)級の洋上風車(※2)を設置する予定です。
-
設置場所(福岡県北九州市沖)
-
今回設置された洋上風況観測タワー
-
北九州沖設置工事のスケジュール
お問い合わせ先
(本プレスリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO 新エネルギー部 担当:伊藤、大重、山崎 TEL 044-520-5273
(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報室 担当:遠藤 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp
【参考:用語解説】
- ※1 洋上風況観測タワー
- ハブ高さ(海面高さ80m)における洋上風況を計測する観測タワー。
- (1)福岡県北九州市沖
- (全高)海面高さ約85m、支持構造物約22m
(構造)鋼管トラス構造
(基礎構造)重力・ジャケットハイブリット式 - (2)千葉県銚子市沖
- (全高)海面高さ約95m、支持構造物約25m
(構造)鋼管トラス構造
(基礎構造)重力式
- ※2 洋上風車
- 陸上とは異なり、塩害対策や遠隔モニタリング技術などを搭載した風車。
- (1)福岡県北九州市沖
- (発電容量)2.0MW(2,000kW)
(ハブ高)海面高さ約80m
(ローター直径)約83m - (2)千葉県銚子市沖
- (発電容量)2.4MW(2,400kW)
(ハブ高)海面高さ約80m
(ローター直径)約92m
資料
-
NEDO事業詳細(171KB)