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クリーンコール技術の海外展開を目指した実現可能性調査を開始

2015年6月15日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川一夫

NEDOは、高効率石炭火力発電技術などのクリーンコール技術を海外に普及・促進することを目指し、実現可能性調査(フィージビリティスタディ)を開始します。

クリーン・コール・テクノロジー(CCT)の設計、調達、建設(EPC)や独立系発電事業社(IPP)プロジェクト等の実現可能性調査および短期の試験、調査を対象範囲としたプロジェクトの案件発掘、案件形成、案件合理化調査を約9ヶ月間実施し、海外へのCCTの普及・促進につながるプロジェクトの創成を目指します。

1.概要

NEDOは、日本が有する世界的に優れた高効率発電技術(USC※1、IGCC※2等)や石炭ガス化技術、石炭改質技術、CCS※3技術、運転管理技術などの石炭高効率利用に関する設備・技術を対象に、アジア新興国を中心に国際市場に普及・促進させることで、相手国のエネルギー効率の向上、エネルギー源の多角化を支援し、エネルギー需給の安定、地球環境問題の解決および日本の経済成長に資することを目的として、日本のCCTの普及に関するプロジェクトの創成や実現可能性に関する調査等を約9ヶ月間実施します。

具体的な調査内容は以下の(ⅰ)、(ⅱ)のいずれかについて調査を行うこととします。

  • (ⅰ)CCT(クリーン・コール・テクノロジー)のEPC※4プロジェクト等
    実現可能性調査および短期の試験、調査を対象範囲としたプロジェクトの案件発掘、案件形成、案件合理化調査。
  • (ⅱ)IPP※5(独立系発電事業社)プロジェクト等
    実現可能性調査および事前の調査、試験を対象範囲としたプロジェクトの案件発掘、案件形成、案件合理化調査。

2.採択テーマと委託予定先

<タイ国における低品位炭焚きIGCCプロジェクト案件形成調査>

【委託予定先】 三菱日立パワーシステムズ株式会社、三菱重工業株式会社

<インドネシア国における低品位炭燃焼による大型超々臨界圧(USC)石炭火力導入可能性の案件発掘調査>

【委託予定先】 電源開発株式会社

<インド共和国における超々臨界石炭火力発電所建設プロジェクト案件形成調査>

【委託予定先】 住友商事株式会社、日本工営株式会社

<インドネシア国における改質褐炭(UBC)製造プロジェクトの案件形成調査>

【委託予定先】 株式会社神戸製鋼所

<ブラジル国における高効率石炭火力発電プロジェクト案件発掘調査>

【委託予定先】 プライスウォーターハウスクーパース株式会社

<ハンガリーにおける石炭ガス化プロジェクトの案件形成調査>

【委託予定先】 千代田化工建設株式会社、一般財団法人日本エネルギー経済研究所

3.今後の予定

本事業の二次公募を2015年7月中旬から開始予定です。詳細はNEDOウェブページをご確認ください。

【用語解説】

※1 USC
Ultra Super-Critical、蒸気温度600℃級の高効率石炭火力超々臨界圧ボイラ
※2 IGCC
Integrated coal Gasification Combined Cycle、石炭を水蒸気などと反応させてCOとH2を含むガス燃料を生産し、ガスタービンとガスタービン排熱を回収して発生する水蒸気によって駆動される蒸気タービンで発電する複合発電設備
※3 CCS
Carbon dioxide Capture and Storage、CO2を回収して貯留し、大気中に温室効果ガスであるCO2が排出されることを防止する技術
※4 EPC
設計(engineering)、調達(procurement)、建設(construction)
※5 IPP
Independent Power Producer、独立系発電事業社

4.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 環境部 担当:春田、阿部、山本(佳) TEL:044-520-5293

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:坂本、佐藤、高津佐 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp

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