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「オープンイノベーション白書」を策定
―関連データや国内外の成功事例を集約―

2016年7月8日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
理事長 古川 一夫

NEDOは、オープンイノベーション協議会とともに、日本のオープンイノベーションの取り組みの現状を可視化し広く共有することを目的に、「オープンイノベーション白書」をとりまとめました。

白書では、関連するデータを集約し、また、既に試行錯誤を繰り返しながらオープンイノベーションによって一定の成果をあげている国内外の事例などをまとめています。

同白書は、7月11日以降、NEDOのWEBページからダウンロードできます。

オープンイノベーション白書

1.概要

日本企業を取り巻く競争環境が厳しさを増す中、自社のリソースのみで、新たな顧客の価値を生み出すイノベーションを起こすことはもはや困難であり、世界中に広がるリソースを活用するオープンイノベーションは、企業にとって必須の戦略となっています。

今般、NEDOは、オープンイノベーション協議会とともに、日本のオープンイノベーションの取り組みの現状を可視化し、広く共有することを目的に、「オープンイノベーション白書」をとりまとめ、公開しました。

白書では、オープンイノベーションの定義や変遷などの基本的事項をはじめ、定量データを整理し日本のオープンイノベーションにかかる現状と課題等について提示した上で、実際に試行錯誤を繰り返しながらオープンイノベーションによって一定の成果をあげている国内外の事例を紹介し、事例から導き出される成功要因についてまとめています。今回、とりまとめた白書の概要版については、添付ファイルをご参照ください。

同白書は、7月11日以降、以下のWEBページからダウンロードできます。

2.「オープンイノベーション白書」のポイント

【1】編集方針

白書は、オープンイノベーションの推進を目指している、または既に行っている民間企業の経営者や社員の方々などを対象として、単なる解説書にとどめることなく、豊富な定量データから現状と課題を提示し、オープンイノベーションに成功した企業や大学、携わったコンサルタントなどに対するヒアリングを通して得られた「生の声」を取り入れることによって臨場感・説得力のある内容としています。

【2】白書の構成

第1章
オープンイノベーションの定義と変遷
第2章
データに見る国内のオープンイノベーションの現状
第3章
我が国のオープンイノベーションにおける課題・阻害要因
第4章
オープンイノベーションを創出するエコシステムの国際比較
第5章
オープンイノベーション推進事例
第6章
各主体の取組から見るオープンイノベーション成功要因の分析
第7章
オープンイノベーション創出に向けた活動報告

3.セミナーの実施

オープンイノベーション白書の公表にあわせて、下記のとおりセミナーを実施します。

日時:
7月11日(月) 14時00分~16時00分 (13時30分 開場)
場所:
東海大学校友会館「望星の間」 (東京都千代田区霞が関3-2-5 霞ヶ関ビル35階)
プログラム:
  • (1)オープンイノベーション白書【初版】のご紹介
  • (2)オープンイノベーションにおける大企業とベンチャー企業の協業について
    ~オープンイノベーション白書 オリンパス(株)の推進事例から~

【用語解説】

※ オープンイノベーション協議会
オープンイノベーションに関する国内外の成功事例を会員等に共有するなどして、オープンイノベーションの取り組みを推進することにより、日本産業のイノベーションの創出と競争力の強化に寄与することを目的に、2015年2月12日に設立。会員数は511社・機関(2016年7月1日現在)で、NEDOが事務局を担当。

4.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO イノベーション推進部 担当:小栗、遠藤、梶原 TEL:044-520-5170

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:髙津佐、坂本、佐藤、藤本 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp

資料