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研究開発型ベンチャーの支援人材育成プログラムを実施へ

―ベンチャー支援の中核となる人材の育成・輩出目指す―
2017年7月18日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川一夫

NEDOは、広い知見と高い専門性を持ち、研究開発型ベンチャーの成長を伴走支援できる人材の育成を行う高度専門支援人材育成プログラム「NEDO Technology Startup Supporters Academy(通称:SSA)」を開始します。

本プログラムの期間は約4ヶ月間で、第一線で活躍するベンチャー企業やイノベーションの有識者による講義やワークショップ、さらにはNEDOプログラムならではといえる研究開発型ベンチャー支援の実践的なOJT機会を通じて、質の高い支援者の養成を目指します。プログラム修了後には研究開発型ベンチャーの支援的素養を備えた者としてNEDOが修了証を発行する予定です。

NEDOはこれらの取組を通じて、研究開発型ベンチャー支援の中核的役割を担う高度専門人材を育成・輩出することを目指します。

1.概要

これまでNEDOは、イノベーション創出の重要な役割を担う研究開発型ベンチャーに対し、各種支援制度の実施による骨太な支援を進めてきました。しかし、これらのNEDOの支援制度や他機関が実施している研究開発型ベンチャー支援制度は、「プレイヤー」であるベンチャー企業やその経営者の育成を主眼に置いたものでした。

他方で、このようなベンチャー企業やその経営者といったプレイヤーの成長には、「サポーター」となる支援者の質やパフォーマンスも非常に重要です。このサポーターには、研究開発型ベンチャーの設立から持続的な企業体への成長に至る支援プロセスを俯瞰できる能力が不可欠であり、さらに適切な支援を行うためには、先進的な価値の目利きや創造性といった高い専門性が求められます。しかし、このような支援人材は国内、特に地方に少ないのが現状です。

そこでNEDOは、日本のベンチャー・エコシステムを下支えするための公益的視点と、広い知見や高い専門性を持って研究開発型ベンチャーの成長を伴走支援できる人材の育成を目的とした、高度専門支援人材育成プログラム「SSA(NEDO Technology Startup Supporters Academy)」を新たに開始します。

具体的には、第一線で活躍するベンチャー企業やイノベーションの有識者による研究開発型ベンチャーの創出や支援について必要となる基本的な知識や方法論に関する講義、ワークショップによる支援課題や論点のディスカッション、そしてNEDOプログラムならではといえる研究開発型ベンチャーの“生”の支援現場を実践経験するOJT機会によりプログラムを実施します。なお、期間は開始から終了まで約4ヶ月間を予定しています。またプログラムの運営・諮問に関してベンチャー有識者からなるアドバイザリーボードを設置します。

本プログラム修了後には研究開発型ベンチャーの支援的素養を備えた者としてNEDOが修了証を発行する予定です。NEDOは、これら取組を通じて、研究開発型ベンチャー支援の中核的役割を担う高度専門支援人材を育成・輩出することを目指します。

<プログラム構成>

  • 【1】テクノロジーベンチャー支援に必要な、基本的な知識やスキルを身に付ける講義群
  • 【2】伴走型支援者としてのマインドを培う場の提供
  • 【3】上記のOJT(NEDO事業者の支援現場)での実践的なアウトプット機会の提供など

<SSA アドバイザリーボード(予定)>

本人材育成プログラムの監修・講師・修了に係る助言・アドバイスを行う。委員は以下のとおり。

  • 委員長 松田 修一 (学校法人早稲田大学 名誉教授)
  • 委員 各務 茂夫 (国立大学法人東京大学 産学協創推進本部 イノベーション推進部長/教授)
  • 委員 曽我 弘(株式会社カピオン 代表取締役)
高度専門支援人材育成プログラム(SSA)の概要
1.プログラム名 高度専門支援人材育成プログラム
「NEDO Technology Startup Supporters Academy(通称:SSA)」
2.実施期間 2017年10月初旬~2018年1月頃までの予定
3.受講対象 イノベーティブな研究開発型ベンチャーの創出支援の現場をリードしていく、またはリードしていくであろう人材、もしくは、今後こうした支援キャリアを目指そうとする若手支援者候補など
(例)
  • ・全国大学の産学連携・知財本部などの関連教職員・URA、コーディネーター、TLO役職員、ポスドク等
  • ・イノベーション・モノづくり支援等を担う自治体部局や公的産業支援機関の担当職員、インキュベーションマネージャー、コーディネーター
  • ・民間企業にてオープンイノベーションや社内発ベンチャー創出に従事する担当者で、高度専門性・キャリアを高めたい関係部局の担当者
  • ・VC等で、各地の研究機関や公的機関と連携し、シード段階から積極的に技術の目利きや掘り起こしを行い、研究開発型の専門性やキャリアを構築したいキャピタリスト
  • ・上記に準ずる職能の者あるいはベンチャー支援者を志す若手人材など
4.内容 以下の3部構成の実施を予定しています。
  • 【1】前期の集合研修(3日間)
  • 【2】NEDO事業者の支援現場を活用したOJT実習(約3か月間)
  • 【3】後期の集合研修(2日間)
【1】、【3】の集合研修は、講義およびワークショップ等を通じて、研究開発型ベンチャー支援に必要な知識やスキルの基礎的な内容を取得します。
【2】のOJT研修では、NEDOのベンチャー支援プログラムと連携して、OJTを行います。
5.募集期間 8月上旬頃
6.定員 15名程度
7.参加費 無料(ただし、参加に係る交通費等の実費は自己負担)
8.その他 応募者多数の場合は、書面選考により決定します。詳細につきましては、募集開始時のWebサイトをご参照ください。

【用語解説】

※ ベンチャー・エコシステム
起業家、既存企業、大学、研究機関、金融機関、公的機関などの構成主体が共存共栄し、企業の創出、成長、成熟、再生の過程が循環する仕組み(生態系)です。

2.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO イノベーション推進部 担当:橋詰、梅村、西田、遠藤 TEL:044-520-5173­

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:髙津佐、坂本、藤本 TEL:044-520-5151­ E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp