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NEDOが「研究・イノベーション学会 学会賞」を受賞
―プロジェクト追跡調査データ分析の新たな取り組みが評価―

2017年10月30日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
理事長 古川一夫

NEDOが、10月28日と29日の2日間、京都で開催された研究・イノベーション学会 第32回年次学術大会において、「研究・イノベーション学会 学会賞」を受賞しました。

今回の受賞は、NEDOが2015年度から実施している、国内の優れた研究者にNEDOプロジェクトの利用可能な追跡調査データを提供し分析研究を行うという新たな取り組みが評価されたものです。

今後も、NEDOは、本研究で得られる成果をもとに、研究開発マネジメントのさらなる向上を図るとともに、NEDOプロジェクトがもたらす効果の把握などに役立てていくことを目指します。

1.概要

今般、NEDOは、10月28日(土)と29日(日)の2日間、国立大学法人京都大学の吉田キャンパスで開催された研究・イノベーション学会第32回年次学術大会において、「研究・イノベーション学会 学会賞」を受賞しました。学会賞は、科学技術の経営と政策分野における実務的学際研究や実務的活動において、輝かしい成果を挙げた研究者、実務家、行政官などを表彰することを目的として設けられた表彰制度で、NEDOは、2009年10月に開催された第24回年次学術大会においても「独立行政法人化以降にたゆまず進めた技術評価の仕組みの整備」として学会賞を受賞しており、今回で2度目の受賞となります。

NEDOは、NEDOプロジェクトで開発された成果のその後の活用状況や社会的・経済的貢献の把握、またNEDO自身のマネジメント業務の改善に役立てることなどを目的に、終了したプロジェクトを対象に追跡調査およびその評価を従来から実施しています。これらに加えて、追跡調査データ分析の新たなアプローチとして、2015年度から「NEDOプロジェクトの効果測定及びマネジメントに関する研究」において、NEDO以外の第三者的立場の国内研究者による追跡調査データの分析研究を実施しています。本事業は、公募により採択された国内研究者からなる複数の研究チームが、NEDOと秘密保持契約等を結んだ上で、NEDOから利用可能な追跡調査データの提供を受け、分析研究を行うというものです。本事業では、これまで2015年度と2016年度にそれぞれ公募を行い、合計8件の研究チーム(27名の研究者が参加)の提案を採択し、研究を実施しています。

この新たな取り組みが「オープンデータによる研究開発プログラム評価の先駆的な実践であり、オープンデータによる研究開発評価の研究を促進する役割を果たした」として評価され、受賞に至ったものです。また今回の受賞は、本研究に参加している松嶋 一成准教授(国立大学法人徳島大学大学院 社会産業理工学研究部)および青島 矢一教授(国立大学法人一橋大学 イノベーション研究センター)との共同受賞となっています。なお、今回の受賞にあたり、表彰式が10月28日(土)、京都大学 吉田キャンパスで行われました。

今後もNEDOは、本研究で得られる成果をもとに、NEDOにおける研究開発マネジメントのさらなる向上を図るとともに、NEDOプロジェクトがもたらす効果の把握などに役立てていくことを目指します。

<受賞内容>

賞名:
研究・イノベーション学会 学会賞
受賞案件:
「研究開発プログラム評価における新たなアプローチの開拓」への貢献
受賞者:
NEDO
国立大学法人徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 准教授 松嶋 一成
国立大学法人一橋大学 イノベーション研究センター 教授 青島 矢一
研究テーマ一覧:
 
テーマ名(研究代表者) 研究期間

磁性物理モデルを用いたNEDOプロジェクトの有効化・効率化に関する定量的解析に関する研究

(学校法人千葉工業大学 社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科 教授 久保 裕史)

2015~

2016年度

NEDOプロジェクトのイノベーションに対する直接的効果と外部効果に関する研究

(国立大学法人東京大学大学院 経済学研究科 教授 澤田 康幸)

2015~

2017年度

民間R&Dに対する公的支援の効果に関する研究

(国立大学法人徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 准教授 松嶋 一成)

2015~

2017年度

磁性物理モデルを用いたNEDOプロジェクトの有効化・効率化に関する定量的解析に関する研究

(国立大学法人大阪大学 ナノサイエンスデザイン教育研究センター 招聘教員(教授) 林田 英樹)

2016~

2017年度

NEDO技術開発プロジェクトにおける効果的なマネジメントに関する研究

(学校法人東洋大学 経営学部経営学科 准教授 富田 純一)

2016~

2017年度

社会経済システムの全体像からみたNEDOプロジェクトのポートフォリオ評価とマネジメントに
関する研究

(国立大学法人東京工業大学 環境・社会理工学院 准教授 辻本 将晴)

2016~

2017年度

企業間連携及び産学連携を効果的に実施するための方策に関する研究

(国立大学法人政策研究大学院大学 政策研究科 教授 隅藏 康一)

2016~

2017年度

NEDOプロジェクトにおける成功・失敗の予測モデルの構築

(国立大学法人筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 教授 立本 博文)

2016~

2017年度

【用語解説】

※ 研究・イノベーション学会
1985年10月に設立。研究開発およびイノベーションに関する経営および政策についての学術研究および研究交流を図ることを目的とした学会であり、企業、大学、国公立研究機関などが参加し、会員数は約1,000名(2017年6月現在)。

2.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 評価部 担当:上坂、一色(いっしき)、功刀(くぬぎ) TEL:044-520-5161

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:髙津佐、坂本、藤本 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp