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日米共同世界最先端の離島型スマートグリッド実証事業
―ハワイにおけるスマートグリッドプロジェクト公募開始―

2011年2月8日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
理事長 村田 成二

NEDOは2011年2月8日、米国ハワイ州におけるスマートグリッドプロジェクトの事前実証と実証事業について公募を開始いたしました。このプロジェクトは、マウイ島において離島型クリーンエネルギー社会モデルを構築することを目的に、ハワイ州、ハワイ電力、ハワイ大学、米国国立研究所とともに日米共同で実施します。事前調査の期間は4月から6月まで、実証事業は7月から2014年度までです。

実証内容

  1. マウイ島におけるEVを活用した離島型スマートグリッド実証
     再生可能エネルギーの出力変動により、顕著化している周波数への影響などの電力系統への影響を緩和するための、EV充電、および電力系統内に設置した蓄電池を制御するEVMS(EV Management System)を構築し、有効性を実証します。
  2. Kihei地区における1配電用変電所レベルのスマートグリッド実証
     全米共通の課題である配電系統の信頼性向上を目的として、太陽光発電(以下、PVという)・EVが導入された配電線において、電圧変動や低圧変圧器の過負荷などの影響を緩和し、また上位系統と協調運転が可能なDMS(Distribution Management System:配電用変電所レベル)を構築し、有効性を実証します。
  3. 低圧系統(1低圧変圧器レベル)におけるスマートグリッド実証
      PV、EVが導入された低圧系統(低圧変圧器レベル)において、低圧変圧器の過負荷などの影響を緩和し、その上位のDMSと協調運転が可能なμ‐DMS(低圧変圧器レベル)を構築し、実証します。
  4. 全体総括研究
     全体総括研究を米国と連携して、本実証事業の効果分析、経済性評価、ビジネスモデル構築・検証を実施します。


背景

 離島では、エネルギーセキュリティ問題、エネルギーコストが高いという経済的問題、環境問題などの共通課題があり、それら問題を解決する手段として、再生可能エネルギー導入は、他地域以上にニーズが高く、中でも米国ハワイ州においては、すでに再生可能エネルギーの導入進んでいます。さらに、米国エネルギー省の予算を投じてスマートグリッド実証 ※1 が展開されています。
 このような状況の中、2009年11月、日米首脳会議にて合意した日米クリーン・エネルギー技術協力に基づき、2010年6月、経済産業省、米国エネルギー省、沖縄県、米国・ハワイ州間で、沖縄・ハワイ クリーン・エネルギー協力に係る覚書が合意されています。更に2010年10月、NEDOはハワイ州政府との間で、本協定を利用し、スマートグリッド分野での共同研究及びその共同実証を推進するための同意書(LOI)を締結しました。この合意に基づきNEDOは、ハワイ州、ハワイ電力、ハワイ大学、米国国立研究所とともに、日米共同世界最先端離島型スマートグリッド実証を展開します。

  • 1: マウイ島において、GEを中心としたスマートグリッドPJ(予算規模$15M)が立ちあげられている。

お問い合わせ先

(本プレスリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO 国際部 片桐、林 TEL: 044-520-5190
NEDO スマートコミュニティ部 渡辺 TEL: 044-520-5274

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広 報室 田窪、鈴木  TEL: 044-520-5151