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ウクライナとの排出量取引でGISプロジェクトを実施
日本の先端技術の活用を期待

2011年1月19日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 村田 成二

NEDOとウクライナ環境投資庁(NEIA)は、排出量取引の際に交わしたグリーン投資スキーム(GIS ※1 )に関する契約 ※2 に基づき、日本が得意とする先端的な逆浸透膜技術を活用した炭坑の水処理パイロット・プロジェクトや、ウクライナ国内の学校・病院等公共施設の断熱性を高めることで、省エネルギーを図る社会的プロジェクトを実施することで合意しました。
 これらは、NEDOとNEIA間のGISプロジェクトとして実施する初めてのプロジェクトです。特に、炭坑水処理パイロット・プロジェクトでは、日本の先端技術により、ウクライナにおける環境問題や水不足問題等の課題を解決し、社会的にも貢献することが期待できます。
 NEDOは、ウクライナ大統領訪日時に行われたウクライナ投資セミナーの機会を活用し、プロジェクト実施関係文書をNEIAと締結しました。


プロジェクト概要
プロジェクト名称 ボイコバ炭坑水処理
パイロット・プロジェクト
社会的プロジェクト
(公共施設断熱向上プロジェクト)
プロジェクト概要 ルガンスク地方ボイコバ炭坑の炭坑廃水を無処理で河川に排出せず、膜処理技術により飲料水化し、周辺地域に飲料水を供給するプロジェクト。 ウクライナ国内の各地方における、学校・病院等(364施設)の窓枠や壁の断熱性を向上し、温室効果ガスの削減を図るプロジェクト。

お問い合わせ先

(本プレス発表の内容についての問い合わせ先)
NEDO 京都メカニズム事業推進部 塩原、牧野、木村 TEL:044-520-5195

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報室 田窪、廣瀬 TEL:044-520-5151

【用語解説】
※1 GIS:(Green Investment Scheme)
 京都議定書第17条に基づく排出量取引のうち、割当量の移転に伴う資金を温室効果ガスの排出削減その他環境対策を目的に使用するという条件の下で行う、国際的な排出量取引のこと。
 NEDOは、今回のプロジェクト実施の合意を皮切りに、環境・エネルギー分野における日本の先端技術や得意技術を活用したプロジェクトをGISプロジェクトとして積極的に推進していくことを目指し、NEIAとの今後の一層の協力に努めてまいります。

※2 ウクライナとの購入契約
 2009年3月18日に、AAU (※3) 3,000万トンの購入契約を締結。本契約では、NEDOからのAAU購入代金はウクライナにおける温室効果ガス排出削減活動や環境保護活動に使用されることが担保されている。

※3 AAU
京都議定書第3条に基づき、同議定書附属書B国に割り当てられる排出枠のこと。

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