日中第三国協力による技術セミナーをタイ・バンコクで開催
2019年3月8日
NEDOと中国科学院は、中国上海市で実施した省エネルギービル実証事業で得られた成果のタイ王国での普及を目指し、3月6日にタイの日系・中国系・地元企業を対象とする技術セミナーをバンコク市で開催しました。
今回の技術セミナーは、昨年10月に北京で開催された第一回日中第三国市場協力フォーラムにおいて、両国の強みを生かして協力し、第三国の利益となるプロジェクトを形成していくことへの高い期待が日中首脳から示されたことが契機となり、中国科学院とNEDOの間で計画を練り、タイでのセミナー開催となりました。
NEDOプロジェクトでは、中国上海市で中国科学院傘下の上海高等研究院が新たに完成させた「幹細胞再生医学研究棟」を対象に、日本の省エネルギー技術を設計段階から導入し、高度な省エネビルを目指す実証事業を2017年から開始し、従来型システム比46%の省エネルギー化を実現しました。
本セミナーは、中国科学院上海高等研究院の魏偉副院長、タイ王国エネルギー省のスパチャイ博士、NEDOバンコクおよび北京事務所長ほか、多数の企業関係者の出席のもとで開催されました。
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上海高等研究院 魏 副院長のスピーチ
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タイ政府エネルギー省 スパチャイ博士のプレゼンテーション
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日中による共同司会
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セミナー会場の様子
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セミナー関係者による記念撮影