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「カーボンリサイクル産学官国際会議」を開催

2019年10月2日

NEDOは9月25日、経済産業省(METI)と共催で第1回カーボンリサイクル産学官国際会議を開催しました。

開会にあたっては、主催者を代表して菅原経済産業大臣より開会挨拶が行われ、カーボンリサイクルの意義について強調されました。また大臣より、関連する技術開発を加速度的に進め、各国と協調しながらイノベーションの進展を図るため、「相互交流の推進(Caravan)」、「実証研究拠点の整備(Center of Research)」、「国際共同研究の推進(Collaboration)」からなる「カーボンリサイクル3Cイニシアティブ」が発表されました。

続く産学官セッションでは、各国の政府関係者や国際エネルギー機関(IEA)などの国際機関、国内外の企業や大学・研究機関らが講演し、カーボンリサイクルに関する取組内容や課題、国際協調の重要性などについて言及しました。また、METIからは、本年6月に策定された「カーボンリサイクル技術ロードマップ」が紹介されました。

最後に、NEDO石塚理事長が、「脱炭素社会の実現には非連続イノベーションの導入が必要不可欠であり、カーボンリサイクルがその1つの方策であること、また、NEDOはイノベーションを社会実装していくイノベーション・アクセラレーターとして、環境と成長の好循環を実現しつつ気候変動問題の解決に貢献すべく、カーボンリサイクル技術の取り組みを積極的に進めて行く」と閉会挨拶をしました。

会議には450名以上が参加し、活発な意見交換や情報共有を行いました。また、会場内に設置した国内の民間企業や研究機関などによる関連技術の展示コーナーにも、多くの来場者が訪れました。

  • 各国代表などとのフォトセッションの様子
    各国代表などとのフォトセッションの様子
  • 閉会挨拶を行う石塚理事長
    石塚理事長による閉会挨拶