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自動車解体重機を用いた高効率なELVリサイクルシステムの運開式を開催

2019年12月2日

NEDOは11月22日、タイ王国のグリーンメタルズタイランド社(GMT)のピントン工場で、自動車解体重機を用いた使用済み自動車(ELV)リサイクルシステムの実証運転を開始しました。

タイの新車販売台数増加に伴い、今後ELVの増加も見込まれますが、現状ではELV解体時に発生するフロンや廃液などを適正に処理するための技術、許認可制度などが整備されていません。また、現状のELV解体は手作業を中心としており、ELVからの資源回収も十分に行われていないほか、今後のELV発生増加に対して処理能力不足に陥ることが予測されます。 このため、本実証事業では、NEDOとタイの工業省(MOI)と工業団地公社(IEAT)でELVリサイクルの実証事業を実施することに合意し、本年2月8日に基本協定書(MOU)を締結しています。

今回のグリーンメタルズタイランド社で開催した運開式には、日本側代表としてNEDO小林理事、経済産業省 松本課長補佐、タイ側代表としてMOIパヌワット副次官、ジュラポン副次官、IEATジャッカラット副総裁をはじめとしたタイ政府関係者、ならびに多くの関係者が参列し、盛大に運開式が開催されました。

  • NEDO小林理事の挨拶の様子
    挨拶する小林理事
  • 日本、タイ側代表者によるテープカット後の記念写真の様子
    日本、タイ側代表者によるテープカット後の
    記念写真
  • セレモニー会場の様子の写真
    セレモニー会場の様子