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ブルネイで水素化プラントのオープニングセレモニーを開催

2019年12月3日

NEDOは、水素社会構築に向け、次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合(AHEAD)とともにNEDOプロジェクトとして国際間水素サプライチェーン実証事業に着手しています。このたびブルネイ・ダルサラーム国(以下「ブルネイ」という。)で、この実証事業の起点となる水素化プラントの建設工事が終了し、11月27日にオープニングセレモニーが開催されました。

本セレモニーでは、ブルネイのマツーニエネルギー大臣を主賓として招き、NEDO佐藤理事のほか、在ブルネイ日本国大使館 山本特命全権大使、経済産業省資源エネルギー庁 江澤課長、AHEAD遠藤理事長をはじめ、関係者約200名の列席の下で行われました。

このプロジェクトでは、ブルネイに水素化プラント、神奈川県川崎市臨海部に脱水素プラントをそれぞれ建設し、2020年にブルネイで調達した水素を、有機ケミカルハイドライド法を用いて常温・常圧下で液体の形で日本へ海上輸送し、川崎市臨海部で気体の水素に戻して需要家に供給する世界に先駆けた国際間の水素サプライチェーン実証事業を行います。今回完成した水素化プラントに加え、来年1月下旬に川崎市臨海部の脱水素プラントが本格始動することにより、サプライチェーンがつながり、実証試験がスタートする予定です。

  • 次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合
    英語名:Advanced Hydrogen Energy Chain Association for Technology Development
    組合員:千代田化工建設株式会社、三菱商事株式会社、三井物産株式会社、日本郵船株式会社
  • 完成した水素化プラント全景の写真
    完成した水素化プラント
  • セレモニーでテープカットを行う様子
    セレモニーの様子