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ゲノム創薬加速化支援バイオ産業基盤技術開発/創薬加速に向けたタンパク質構造解析基盤技術開発

事業・プロジェクト概要

事業期間:平成20年度~平成25年度(平成19年度は経済産業省で実施)、予算総額:57.61億円
PL:藤吉 好則(名古屋大学 細胞生理学研究センター 教授)
 近年、製薬企業の研究開発費は増大の一途であるものの、承認される薬剤の数は増えていません。研究開発費の増大分は、主として臨床開発費に充てられ、探索研究に回せる資金が相対的に減少している状況にあることが理由の一つですが、創薬ヒット化合物の発見につながる新たなスクリーニング手法の技術革新と技術実証の不足により、新規医薬品候補化合物の探索効率が大幅に低下している可能性も指摘されています。
 そのため、創薬開発のより早い段階から適切な医薬品候補物質を得るには、最先端の知識と分析技術を組み合わせ、標的となるタンパク質の立体構造をベースとしたin silicoスクリーニングや探索対象となる化合物の拡大など、創薬の効率化に繋がる新たな技術の開発が必要です。
 本プロジェクトでは、細胞膜内の生体内に近い状態における膜タンパク質の、〔1〕立体構造を高精度で解析可能な電子線結晶学の技術開発、〔2〕リガンド分子(低分子化合物等)との相互作用部位の解析が可能な核磁気共鳴(NMR)等の技術開発、〔3〕立体構造情報に基づいた、コンピュータによる結合化合物の高精度探索技術開発(in silicoスクリーニング)を実施します。これら創薬を加速させる技術開発は、厳選された生物学的に重要な標的タンパク質を取り上げ、相互連携体制のもと実施しています。また、開発技術の普及と発展を目的としてNEDO特別講座を開講しています。

基本情報

技術・事業分野 バイオシステム
プロジェクトコード P08005
担当部署 バイオテクノロジー・医療技術部 (TEL:044-520-5231)

詳細資料

短期的アウトカム概要(6年間の追跡調査により把握した状況)

【追跡対象企業のPJ終了後6年目のステージ状況】

  • 企業なし

最終更新日:2019年3月29日

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