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非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発

事業・プロジェクト概要

事業期間:2013年度~2019年度、2019年度予算:10.8億円
PL:前 一廣 (京都大学 教授)

我が国の化学品の大半は石油由来の原料から製造されており、現状では石油消費量の約23%を原料として使用するなど化学産業は石油資源を大量に消費しています。さらに、我が国の化学品製造では産業部門全体の約16%、日本全体の約4%のCO2を排出しています。

一方、世界的に石油消費量が拡大していく中、石油の価格上昇や枯渇リスク、CO2排出量の増大に伴う温暖化問題等の課題を乗り越えなければなりません。そのためには、非可食性バイオマス(非可食性の草や樹木を原料とした資源)の利用等、様々な非石油由来原料への転換が必要です。

これまでに、非可食性バイオマスからの化学品製造プロセスについては、多くの基盤技術開発が進められているものの実用化に達しているものは少ないのが現状です。本事業では、実用化のために重要と考えられる、非可食性バイオマスから最終化学品までのコスト競争力のある一貫製造プロセスを構築し、非可食性バイオマス原料への転換を目指します。

<研究開発テーマ>

  1. 非可食性バイオマスから化学品製造までの実用化技術の開発(2016年度終了)
  2. 木質系バイオマスから化学品までの一貫製造プロセスの開発

    ■非可食性バイオマスから化学品までの一貫製造プロセス開発

    1. (1)セルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発
      • (1)-1 高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発
      • (2)-2 CNF 安全性評価手法の開発(2017年度新規)
      • (2)-3 木質系バイオマスの効果的利用に向けた特性評価(2017年度新規)
    2. (2)木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発
  • 説明図

基本情報

技術・事業分野 材料・部材
プロジェクトコード P13006
担当部署 材料・ナノテクノロジー部 (TEL:044-520-5220)

詳細資料

最終更新日:2020年6月30日

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