健康・安心社会を実現 悪性腫瘍等治療支援分子イメージング機器研究開発プロジェクト

痛みをともなわず、高精度に検査が可能な
国内初の乳房専用PET装置を開発

株式会社島津製作所

取材:January 2016

乳房専用PET装置「Elmammo(エルマンモ)」。痛みをともなわず短時間で乳がんを検査できる

寝台の上でうつ伏せの状態になって検査する。高性能な検出器によって全身用PET/CT装置に比べて格段に鮮明な画像を撮像することに成功した

「4層DOI検出器」。従来は難しかった高感度および高分解能の両立を実現

イントロダクション

 2006〜2009年度に実施されたNEDOの「悪性腫瘍等治療支援分子イメージング機器研究開発プロジェクト」。生きたままの細胞の機能変化を分子レベルで検出し、がんの早期診断などを通じて国民の健康を維持・増進させようという試みです。このNEDOプロジェクトの成果の1つが、株式会社島津製作所が開発した国内初となる乳房専用PET装置「Elmammo(エルマンモ)」です。検査時の女性の負担が軽いうえ、既存の全身用PET/CT装置と比較して、解像度は約2倍、感度は約10倍という高性能。これまでは検出が難しかった初期段階の乳がんの検出率の向上に貢献するものとして、大きな期待が寄せられています。

注目点

乳房を挟んで撮影する従来のマンモグラフィーとは異なり
検査時に痛みをともなわない国内初の乳房専用PET装置を開発

世界初のDOI型部位別PET装置として、乳がんの早期発見のために必要だった
世界最高水準の解像度と感度を実現

医工連携により、京都大学医学部附属病院の臨床医や約200人の被検者の意見を反映
ハードウェア、ソフトウェアなどの技術を結集して改良を重ねて製品化

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