本文へジャンプ

Press Release

バイオマスエネルギーの地域での利用拡大を促進

―地域特性を生かした最適システムを目指す5テーマを新たに採択―
2018年8月2日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 石塚博昭

NEDOは、「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業」において、バイオマスエネルギー導入のための技術指針・導入要件の策定に関する検討、事業性評価(FS)、実証事業の各事業で公募を行い、5テーマを採択しました。

本事業では、バイオマス種(木質系、湿潤系、都市型系、混合系)ごとに地域の特性を生かした最適なシステムとしての事業性評価(FS)および実証事業を行い、実用性の高い技術指針や導入要件として取りまとめ、毎年度公開します。また、今回の実証などを通じて技術課題が抽出された場合には、この課題の解決を図ることで、健全な事業運営が可能なバイオマスエネルギーの利用拡大につなげます。

  • バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業の概要図(技術指針・導入要件の策定、実証、技術開発、成果の反映)
    図 バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業の概要

1.概要

バイオマスエネルギーは、再生可能エネルギーの中でも安定的に発電を行うことが可能な電源で、地域活性化にも資するエネルギー源であり、普及拡大が期待されています。バイオマスエネルギーの利用拡大を推進するためには、熱利用などを効率よく運用するとともに、地域の特性を生かした最適なシステム化が必要です。

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2014年度からスタートした「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業※1」において、バイオマスエネルギー利用に関する設備機器の技術指針と、システムとしての導入要件の策定に向けて、バイオマス種(木質系、湿潤系、都市型系、混合系)ごとに地域自立システムとしての事業性評価(FS)および実証事業を実施し、この成果を技術指針や導入要件※2に反映し、公開しています。

今回、バイオマスエネルギー導入のための技術指針・導入要件の策定に関する検討、FS、実証事業の各事業について新たに公募を実施し、計5テーマを採択しました。また、今回の実証などを通じて技術課題が抽出された場合には、この課題の解決を図ることで、健全な事業運営が可能なバイオマスエネルギーの利用拡大につなげます。

2.採択テーマおよび委託・助成予定先

「バイオマスエネルギー導入に係る技術指針・導入要件の策定に関する検討」

採択テーマ 委託予定先 実施地域
バイオマスエネルギー導入に係る技術指針・導入要件の策定に関する検討 みずほ情報総研株式会社

「事業性評価(FS)」

採択テーマ 委託予定先 実施地域
廃棄バイオマスを利用したクリーニング工場への蒸気供給事業の事業性評価(FS) 智頭石油株式会社 鳥取県
地域材を利用した木質バイオマス熱供給事業の事業性評価(FS) 坂井森林組合 福井県
大規模採卵鶏舎で排出される鶏糞の一部を、鶏糞メタンガス発電システムの導入により熱・発電・温水利用し、鶏糞の残余および固液分離後の残滓を濃縮発酵鶏糞(普通肥料)化し、更にハイブリッド化することにより高付加価値肥料として外部販売することにより、鶏糞を廃棄物から収益源に転換し、且つ処理費用を最小限に止めるための事業性評価(FS) 株式会社インターファーム 東京都

「実証事業」

採択テーマ 助成予定先 実施地域
家畜ふん尿由来のバイオガスエネルギーを利用した酪農地域自立システムの実証事業 阿寒農業協同組合 北海道

【注釈】

※1 バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業
事業期間:2014~2020年度
事業予算:23億円(2018年度)
※2 技術指針や導入要件
本指針は、事業者や有識者へのヒアリング調査ならびに関連する参考資料に基づいて、バイオマスエネルギー事業への参入を検討する事業者が事業計画を作成する際に留意すべき点や考慮すべき情報をとりまとめ、毎年度公開するものです。

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 新エネルギー部 担当:森嶋、石川、浅野、中島 TEL:044-520-5271

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:藤本、髙津佐、坂本 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp