NEDO:新エネルギー部

はじめに

はじめに

 平成28年12月13日に、調達価格等算定委員会により取りまとめられた、「平成29年度以降の調達価格等に関する意見」では、「風力発電については、資本費、運転維持費の高さや、設備利用率の低さにより、他国と比較しても発電コストが高いことから、導入拡大とともにコスト低減を進めていく必要がある。導入環境整備や、低コスト化・設備利用率向上に向けた取組の支援(スマートメンテナンス等)を進めることにより、固定価格買取制度から自立した形での導入を目指していくべき」であるとされています。
 また、平成29年4月11日に公表された「再生可能エネルギー導入拡大に向けた関係府省庁連携アクションプラン」では、一般海域における洋上風力発電の導入促進、港湾における洋上風力発電の導入促進、洋上風力の建設に必要なSEP船の利用における課題の検討について、関係府省庁が一丸となり計画的に推進するプロジェクトと位置付けており、洋上風力発電の導入推進を図るとされています。
 これらの技術的課題を克服するべく、NEDOは、現在、産学官の英知を集めて、風力発電に係る研究開発を進めています。
 本調査は、日本国内における風力発電導入量の現状を把握するため、国内の主要電力会社からの聞き取りをもとに、国内の風力発電設備の導入実績を、1990年度から2017年度末まで集計したものです。


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