Round Table Talk

男女関係なく
育児も仕事も全力でやりたい
という思いが叶う環境。

Profile

長谷川 春香

HASEGAWA Haruka

経理部契約課 | 2013年入構

省エネルギー部、人事部人事課を経て現職。 調達関係の契約業務を担当。備品購入やパンフレット制作、イベント運営など、あらゆる調達の外部業者入札から契約締結までを一貫して手掛けている。男児の母。
利用した両立支援制度:育児休業(2年5ヶ月:産前産後休暇含む)、産前産後休暇、短時間勤務、テレワーク

橋本 就吾

HASHIMOTO Shugo

広報部 | 2012年入構

総務企画部、技術戦略研究センター、IoT推進部を経て現職。 記者会見やニュースリリースなど報道関係の業務を担当。理系学部出身であることを活かし、技術的に難しい内容を分かりやすく伝えることを心掛けている。男2児の父。
利用した両立支援制度:育児休業(3カ月)、配偶者出産休暇、子の看護休暇、テレワーク

鳥居 楓子

TORII Kaede

広報部 | 2016年入構

環境部、ロボット・AI部AIグループを経て現職。機構内外の調整業務や中小企業・スタートアップ企業向けホームページの運用や動画等のコンテンツ制作を担当。女児の母。
利用した両立支援制度:育児休業(10ヶ月:産前産後休暇含む)、短時間勤務、子の看護休暇、テレワーク

横溝 拓也

YOKOMIZO Takuya

スマートコミュニティ・エネルギーシステム部 | 2017年入構

電力系統技術開発プロジェクトのマネジメントを担当。電気・電子工学専攻だった学生時代から現在まで一貫して電力畑を歩み続ける。キャリア入社。2021年にパパデビュー。
利用した両立支援制度:育児休業(3カ月)、配偶者出産休暇(2日間)、子の看護休暇、テレワーク

Chapter01


NEDOは仕事と家族の調和を図る「両立支援制度」が充実しています。どのような制度を利用されましたか?

橋本

2人目の子供が生まれた時に育児休業を3カ月間取得しました。普段活用しているのは子の看護休暇です。子供が風邪で急に体調を崩した時など利用しています。妻も働いているので、調整してどちらが休むか決めています。

長谷川

私は産前産後休暇と育児休業を合わせて2年5カ月取りました。他には時短とテレワーク(※)ですね。育休期間が長いのは、出産直後に夫の仕事の都合で渡米することになったからです。帰国に合わせて復職しました。

鳥居

私は産前産後休暇と育児休業を合わせて10カ月間取得しました。子の看護休暇も活用していますが、コロナ禍で保育園が臨時休園した際には、まとまった日数の特別休暇を取得することができ乗り越えることができました。

横溝

3カ月間の育児休業と子の看護休暇の他、妻が出産の時に2日間休める配偶者出産休暇を利用しました。コロナ禍で病院での出産立ち会いができなかったのは残念でしたが。

※NEDOでは、社会情勢等に合わせ、テレワーク制度のガイドラインを定めております。本座談会は2022年3月に実施されたもので、当時のガイドラインに沿った内容となっています。

仕事と子育てで工夫されていることはありますか?

橋本

仕事と家庭を両立するため、効率的に仕事を進めるという意識はかなり強くなりました。どうしても子の看護休暇を取ることが多くなるので、いつでも周りの人に引き継げるように上司や同僚と仕事の内容・進捗をこまめに共有するようにしています。NEDOは子育てに対する理解が高い組織なので、周りにも頼みやすいです。

長谷川

私と夫との間で仕事と育児が偏りすぎないように気を付けています。初めての育児かつ海外での育児だったことから周りに頼れない状況だったため、2人で分担して乗り越えました。帰国してからは両方ともテレワーク可能な職場なので、2人の間で出勤日を調整しながら両立を図っています。

鳥居

子供の送迎など時間の制約を受けての働き方になるので、効率化は意識しています。 復帰後の方が仕事が速くなりました。あとは、子供との時間に集中できるよう、仕事とプライベートの切り分けメリハリを付けた生活を心がけています。

横溝

私は、妻が育児休業中なのですが、テレワークの昼休みに家族の食事を作るなど、家事でできることはやろうと意識しています。以前は昼休みに仕事をすることがありましたが、スパッと区切りを付けるようになりました。

長い休業から復職した時に“浦島太郎”状態になりませんでしたか?

長谷川

予想していたよりは問題なかったです。4年間働いてから育休を取得しましたが、社内人脈や現場勘が残っていたのが大きな助けになりました。わからないことは周りの職員に聞きながら徐々に慣れていきました。

締切のある仕事を抱える中で心掛けていることはありますか?

鳥居

できるだけ自分で持ちすぎないようにしています。例えば、自分がするべき作業が終わったら、上長に確認依頼を出すといった感じで自分のところで作業を止めないよう心掛けています。それらの習慣を心掛けて、帰る時間に「やばい!やってなかった」とならないように努力しています。

横溝さんはキャリア採用ですが、子育て支援で前職との違いを感じることはありますか?

横溝

前にいた会社では男性が育児休業を取得したという話はあまり聞いたことがなかったのですが、NEDOでは大半の男性職員が取得している印象です。

Chapter02


テレワークを活用される中で、どのような便利さや苦労を感じていますか?

橋本

私は週2〜3回テレワークで、残りは出勤するというシフトです。朝、子供を幼稚園と保育園に送っているので、その後の電車通勤がなくなるのは、かなり負荷が軽減されます。また昼休みに家事ができるので、家庭の面でもかなり恩恵を受けています。大変なのは、子供が幼稚園・保育園から帰宅した後の時間。子供が遊んでいる部屋の隅で仕事をするという苦労はありますね。

長谷川

私は週3回テレワークをしています。うちは夫が保育園の送りをして、私が迎えに行くという分担なのですが、テレワークだと朝の準備を2人で一緒にできるので助かります。どうしても出勤ができないときは、同じ部署の方にお願いして対応してもらい、逆に私が出勤した時はテレワークの方のオフィス対応を行うなど、お互い支え合う環境ができています。

鳥居

私も長谷川さんと一緒で、夫と一緒に朝の準備をする時間が確保できるのは助かります。保育園が家から遠いので、移動時間の都合で、オフィスに出勤すると定時まで働けないのですが、テレワークなら定時までフルに働けるというのもメリットです。外部の業者さんとのオンラインの打ち合わせが多いので、子供が家にいる時は「絶対に入ってこないで」というオーラを出しています(笑)。

横溝

私も週3回テレワークをしています。移動時間が必要ないことや昼休みに家事ができることは大きなメリットだと感じています。子供がまだ0歳のため、オンライン会議の横で大声で泣きだした時はマイクをオフにしたり、妻になだめてもらったりと工夫しています。

育児をするようになってから、仕事に対する意識の変化はありましたか?

橋本

ストレートな回答ではないですが、NEDOの事業を外に発信する仕事をしているので、分かりやすく柔らかく伝えることはより意識するようになりました。子供がまだ幼児なので彼らに伝えるのは難しいですが(笑)。

長谷川

新卒で配属された省エネルギー部では様々な省エネルギーに関する技術開発に関わってきましたが、時が経ち技術が実用化されてきました。NEDOで関わってきた技術が今後も実用化され、息子が大きくなった頃には当たり前の世の中になるのかなと、ワクワクしています。

鳥居

育休から復帰した後、ロボット・AI部のAIグループという研究開発を直接的にマネジメントするグループで仕事をしました。以前は、研究開発の成果が普及していく領域と「子供」というキーワードがいまいちリンクしていなかったのですが、子供を産んでから子供の見守りや介護にAIの力が活躍するプロジェクトに携わり、そこへの理解が一気に深まった実感がありました。広報部の仕事でも、子供を産んで視野が広がったことが役立つ場面があります。

横溝

私が関わる電力系統技術開発プロジェクトは、2030年に向けて国が公表した再生可能エネルギー導入の目標値に沿って進めています。しかし、ただ導入すれば良いという話ではありません。例えば、再生可能エネルギーが主力電源となることが期待されているのが約30年後の2050年です。娘が大人になった時に電気代が高いと困りますし、使いやすく、安定して供給される必要があります。手近な仕事では感じにくいですが、子供を持ちそんなことを考えるようになりました。

Chapter03


NEDOでは多くの若手が活躍していますが、なぜでしょうか?

橋本

経験の少ない若手でも、思ったことを積極的に発言できる雰囲気があります。また例えば私の部署では、グループ内の全員が参加する会議から担当役員が参加する会議まで、組織の改善を提案できる場が複数あります。若手の意見が良いものなら上に吸い上げられ、最終的にルールとして整備される流れができています。

長谷川

1年目から部内全体の調整を行いますし、展示会などの運営も若手が行うことが多いです。多くの仕事を任されますし、機構内外の様々な方との調整能力が求められます。いろいろな仕事から学ぶことができ、成長スピードも早い。だから、NEDOでは3年経てばベテラン扱いです。

鳥居

橋本さんが言うように、若手でも自分なりの考えを持ち、筋を通した説明ができれば受け入れてくれる風土です。また、NEDOでは企業や中央省庁からの出向者の方が多く働いていますが、みなさん、NEDOの文化を理解し活躍されたいと考えてくださっているので、非常にコミュニケーションがとりやすく、打ち解けて、さらに仕事がしやすくなるという好循環が生まれています。

横溝

NEDOに入構した際、前職と比べて若い方が多い印象を持ちました。そのせいか、若手の意見は通りやすいですね。国の予算を扱うため多くのルールがありますが、その中で現場での働きやすさがきちんと確保されています。

最後に就活生へのメッセージをお願いします。

橋本

NEDOはロボットからエネルギーまで様々な分野の技術開発を扱っているので、最先端の研究者と仕事をすることができますし、またその一方では経済産業省をはじめとした国の方とも関わることができます。NEDOでしか経験できない仕事がたくさんあるので、ぜひチャレンジしていただきたいです。

長谷川

制度が充実していて働きやすい環境だと思います。例えば育児休業を取りたい時に、話も聞かずに否定されることは男女関係なくありません。育児も仕事も全力でやりたいという方にぜひ来ていただきたいです。就活は、自分の得意なことや大事にしている考え方を見つけるチャンスでもあります。ぜひいろんな法人を様々な観点から比較して、自分が一番活躍できそうな場所を見つけてください。

鳥居

NEDOは誰かをサポートする仕事が多い組織です。最新の研究開発を行う研究者や企業の方はもちろんNEDO内ではプロジェクトマネージャーなど。管理部門では身近な人で同期を支えることもできます。いろんな支え方を一つの組織で経験できるのは面白いので、そういった仕事が好きな方にはぜひ来てほしいです。

横溝

NEDOは、前の職場と比べて、人と関わることが多い組織だと感じています。多彩なバックグラウンドを持った出向者の方や委託先の事業者の方など、外から受ける刺激がとても大きく、それが自分の成長にもつながります。ぜひ挑戦してください。

※所属・役職は取材時の情報です。