ヒト幹細胞産業応用促進基盤技術開発/ヒトiPS細胞等幹細胞を用いた創薬スクリーニングシステムの開発
事業・プロジェクト概要
多能性を有する幹細胞は様々な細胞に分化する能力を有しており、適切に誘導を行うことで神経、心筋、膵臓β細胞など様々な細胞を得ることができます。このため、創薬における薬効評価や安全性薬理試験などの創薬スクリーニング、発生・分化や疾患メカニズムの解明、再生医療への応用など生命科学や医療への貢献が大きく期待されています。中でもiPS細胞(人工多能性幹細胞)は、皮膚等の組織から作製可能であることから倫理的な障壁が低く、加えて遺伝的に多様な細胞を容易に得られること、免疫拒絶反応を回避あるいは軽減可能であることなどから、有用な細胞源として期待が高まっています。
また、ヒト幹細胞の産業応用として最も早い実用化が期待されている創薬分野では、ヒト幹細胞から分化誘導を行った各種ヒト細胞を、開発候補薬の有効性や安全性の評価に用いることで、開発効率の向上やリスクを低減する技術の開発が求められています。このため、現在用いられている動物細胞ベースの技術を革新し、ヒト個体での薬効と安全性をより精度高く予測する基盤技術の開発が重要な課題となっています。
本プロジェクトでは、ヒト幹細胞から心筋などの細胞に効率よく分化させ、これを利用して、開発候補薬の潜在的な致死性不整脈を誘発する可能性を、ヒト個体と高い相関性をもって予測する創薬スクリーニングシステムの開発を行います。
また、ヒト幹細胞の産業応用として最も早い実用化が期待されている創薬分野では、ヒト幹細胞から分化誘導を行った各種ヒト細胞を、開発候補薬の有効性や安全性の評価に用いることで、開発効率の向上やリスクを低減する技術の開発が求められています。このため、現在用いられている動物細胞ベースの技術を革新し、ヒト個体での薬効と安全性をより精度高く予測する基盤技術の開発が重要な課題となっています。
本プロジェクトでは、ヒト幹細胞から心筋などの細胞に効率よく分化させ、これを利用して、開発候補薬の潜在的な致死性不整脈を誘発する可能性を、ヒト個体と高い相関性をもって予測する創薬スクリーニングシステムの開発を行います。
基本情報
事業期間・予算額 | 事業期間:平成20年度~平成25年度、予算総額:26.34億円 PL:安田 賢二(国立大学法人東京医科歯科大学 教授) |
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技術・事業分野 | バイオものづくり |
プロジェクトコード | P08030 |
担当部署 | バイオテクノロジー・医療技術部 (TEL:044-520-5231) |
詳細資料
- 基本計画(379KB)
- 実施方針:平成25年度版(867KB)
- 実施方針:平成24年度版(386KB)
- 実施方針:平成23年度版(290KB)
- 実施方針:平成22年度版(495KB)
- 実施方針:平成21年度版(252KB)
短期的アウトカム概要(6年間の追跡調査により把握した状況)
■追跡対象企業のPJ終了後6年目のステージ状況
対象企業数:1社
- 上市:1
- 製品化:0
- 研究・開発を継続中:0
- 中止・中断:0
最終更新日:2020年6月5日
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