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次世代風力発電技術研究開発

事業・プロジェクト概要

事業期間:平成20年度~平成24年度、平成24年度予算:6.2億円
PL:小垣 哲也(独立行政法人産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門研究員)

我が国の風力発電導入拡大を目的に、我が国特有の風条件に適した風特性モデルの開発とそれを応用した技術開発等を行います。また、全国規模での落雷電流計測、落雷様相観測による落雷特性を把握・分析し、高精度落雷リスクマップを作成するとともに、風力発電設備に対してより効果的な落雷保護対策技術の確立等を目指します。

  1. 基礎・応用技術研究開発
     主に陸上における風力発電の導入に関し、我が国特有の気象・地形等により適合した技術の確立を目指した研究開発を行います。具体的には、リモートセンシング技術及び風況解析手法の開発、小形風車信頼性評価手法(ラベリング制度)の開発、風力発電システム全体の落雷保護技術の開発、等を実施します。風況調査や小形風車の信頼性評価を容易にすることで、風力発電の効果的な導入及び導入の加速化を図ります。
  2. 自然環境対応技術等
     全国規模での落雷電流計測(ピーク電流、電荷量等の計測)・落雷様相観測による雷特性の把握、落雷特性・落雷保護対策と被害実態との相関把握、効果的な落雷保護対策の抽出、実機規模での実雷による保護対策検証等を実施し、高精度落雷リスクマップを策定するとともに、風力発電設備に対してより効果的な落雷保護対策等の技術を確立します。また、検討結果を風力発電設備導入時の落雷保護対策指針として取りまとめ、日本型風力発電ガイドラインに反映して高度化を図ります。また、風力発電設備の利用率向上を図るため台風等の自然現象に対する故障・事故対策を策定し、風力発電事業者等一般に広く公開します。さらに、風車音低減対策について調査検討し、効果的な風車音低減対策を検証するとともに、風車音低減対策のモデル例を提示します。

基本情報

技術・事業分野 風力・海洋
プロジェクトコード P07015
担当部署 新エネルギー部 (TEL:044-520-5270)

詳細資料



最終更新日:平成24年8月15日

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