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ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト

事業・プロジェクト概要

  • 事業期間:2017年度~2022年度、2022年度予算:1.91億円
  • PL:【1】大隅 久(中央大学工学部精密機械工学科教授)
  • 【2】原田 賢哉(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構研究領域主幹)
  • 【3】林 英雄(株式会社日刊工業新聞社業務局イベント事業部副部長)、岡田 浩之(学校法人玉川学園玉川大学教授)、田所 諭(国立大学法人東北大学教授)、横小路 泰義(国立大学法人神戸大学教授)、江口 愛美(UC SanDiego准教授)

小口輸送の増加や積載率の低下などエネルギー使用の効率化が求められる物流分野や、効果的かつ効率的な点検を通じた長寿命化による資源のリデュースが喫緊の課題となるインフラ点検分野等において、無人航空機やロボットの活用による省エネルギー化の実現が期待されています。

本プロジェクトでは、物流、インフラ点検、災害対応等の分野で活用できる無人航空機及びロボットの開発を促進するとともに、社会実装するためのシステム構築及び飛行試験等を実施します。

研究開発内容

【1】ロボット・ドローン機体の性能評価基準等の開発

  • (1)性能評価基準等の研究開発各種ロボットの性能評価基準を分野及びロボットごとに策定します。
  • (2)省エネルギー性能等の向上のための研究開発各種ロボットの連続稼働時間の向上等に資する高効率エネルギーシステム技術開発を実施します。
  • (3)無人航空機のエネルギーマネジメントに関する研究開発各種ロボットの安全で長時間の飛行を可能とするエネルギーマネジメント等の周辺システムの研究開発を実施します。

【2】無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発

  • (1)無人航空機の運航管理システムの開発本プロジェクトにおける運航管理システムは、情報提供機能、運航管理機能、運航管理統合機能から構成されるものとし、無人航空機の安全な運航をサポートする各種機能・システムを開発します。
  • (2)無人航空機の衝突回避技術の開発無人航空機が地上及び空中の物件等を検知し、即時に当該物件等との衝突を回避し飛行するための技術を開発します。

【3】ロボット・ドローンに関する国際標準化の推進

  • (1)デジュールスタンダード標準化を推進する国際機関や諸外国の団体等の動向を把握し、国際的に連携しながら検討と開発を進め、本プロジェクトの成果を国際標準化につなげるための活動を実施します。
  • (2)デファクト・スタンダード技術開発のスピードが速く、デファクトが鍵を握るロボットについては、世界の最新技術動向を日本に集め、日本発のルールで開発競争が加速する手法を推進します。

【4】空飛ぶクルマの先導調査研究

  • (1)海外における空飛ぶクルマの実証事例調査
    空飛ぶクルマの先行実証事例について、NASA AAM National Campaign(米)、Re.Invent Air Mobility(仏)、UIC2(欧)など複数の海外動向を調査し、日本での実証計画及び段階的シナリオを策定します。
  • (2)空飛ぶクルマに関するオペレーション体制・事業モデル調査
    空飛ぶクルマの社会実装に向けた具体的な実証地やオペレーション体制、事業モデルについて調査・検討します。
  • (3)空飛ぶクルマの社会実装に向けた要素技術調査
    空飛ぶクルマの将来的な社会実装に向けて、国内における空飛ぶクルマの成熟度レベルのフレームワークを策定、必要となる要素技術の整理、調査を実施し、成熟度に応じた技術の要求値をブラッシュアップします。
  • (4)空飛ぶクルマに関する海外制度及び国際標準化の動向調査
    空飛ぶクルマに関する国際的な制度や標準化の動向を調査整理、国内から参加すべきWork itemを整理してルール形成戦略を策定するとともに、情報公開及び議論の活性化を促すためのイベントを開催します。

(参考)別ウィンドウが開きます ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト

  • 事業紹介図
    事業紹介図

基本情報

技術・事業分野 ロボット・AI
プロジェクトコード P17004
担当部署 ロボット・AI部 (TEL:044-520-5241)

詳細資料

最終更新日:2023年10月23日

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