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戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術

Society 5.0を推進する新たな知的社会基盤の構築

Society 5.0を具現化するためにはサイバー空間とフィジカル空間とが相互に連携したシステム作りが不可欠であり、未ださまざまな開発要素・課題があります。本課題では、「サイバー空間基盤技術」の中で特に、人とAIの協働に資する高度に洗練された「ヒューマン・インタラクション基盤技術」と、「分野間データ連携基盤」、「AI間連携基盤技術」を確立し、ビッグデータ・AIを活用したサイバー・フィジカル・システムを社会実装します。

研究内容

Society 5.0 を具現化するサイバー空間とフィジカル空間を高度に融合するサイバー・フィジカル・システムの社会実装に向けて、ビッグデータ・AI に係る基盤技術として、人と AI が協働することで人の認知・行動を支援・増強するヒューマン・インタラクション基盤技術、分野間データ連携基盤技術、AI 間連携基盤技術を開発します。

開発した基盤技術について、人工知能技術戦略産業化ロードマップで示された生産性、健康・医療・介護、空間の移動の重点3分野を念頭に、我が国が質の高い現実空間の情報を有する領域や我が国が解決すべき社会課題の領域における複数の現場等でのデータ収集、プロトタイピング、技術実証・評価を実施し、基盤技術の有効性検証と複数の実用化例を創出することで、ビッグデータ・AI を活用した新たなビジネスモデルの誕生を促進します。

  • ビッグデータ・AI を活用した新たなビジネスモデルのイメージ図

具体的には、以下の研究開発を行ないます。

(1)ヒューマン・インタラクション基盤技術

本基盤技術開発は、日本の生産性向上に資する高度スキル人材のAI化・拡張・育成システム、および、システムを活用した育成サービスの社会実装を目標とします。

(1-1)認知的インタラクション支援技術

人とAIが高度に協調する世界を実現するため、様々な分野における人間の行動や状況の変化に対する視線・表情・姿勢・身振り等、言語化されていない情報を収集・構造化し、様々な場面で再利用可能とすることで、人の行動と認知を支援する高度なインタラクション支援技術を開発します。

(1-2)高度マルチモーダル対話処理技術

人間とコンピュータ・機械の間の高度かつ知的なコミュニケーションを可能とする高度マルチモーダル対話を実現する基盤技術を研究開発するとともに、実証評価等の実施に不可欠な高度マルチモーダル対話基盤が必要とする大量の言語資源データや、深層学習等の技術を開発することにより、世の中のあらゆる知識や情報を駆使しながら、決められたシナリオベースの会話展開だけではなく臨機応変な対話を実現します。

(1-3)学習支援技術

学校における教育の在り方をSociety 5.0時代の学びの場へと進化させるため、ベテラン教師の経験や教育スキルをAI技術によりいつでも再現可能とし、エビデンスに基づき、個人(学習者)の特性に合わせたテーラーメイド教育を実現します。

(1-4)介護支援技術

介護に係る各種データを現場から収集・蓄積・利活用し、AI技術と組み合わせることで社会保障費の抑制に効果的な介護向け基盤技術の開発、及び効果測定のためのプラットフォームを実現します。

(2)分野間データ連携基盤技術

国、地方公共団体、民間などで散在するデータを連携させ、ビッグデータとして扱い、分野・組織を越えたデータ活用とサービス提供を可能とするため、関係府省庁で整備が進められている分野ごとのデータ連携基盤やその他の様々なデータを相互に連携させる分野横断のプラットフォーム「分野間データ連携基盤」を実現します。

(3)AI間連携基盤技術

より独立して運営されていて、必ずしも利害が一致していない各々のサービスを管理・制御しているAIが他のAIと協調・連携するためのAI間連携基盤を実現します。

(4)アーキテクチャ構築

Society 5.0の実現に向けて、官民連携体制により、スマートシティ分野、パーソナルデータ分野等において、AI・ビッグデータ等を活用した実証事業を進めつつ、(2)分野間データ連携基盤とも連携しながら、分野・企業横断の相互連携等を可能とするアーキテクチャを構築します。

詳細は以下のリンク先参照

プログラムディレクター

安西 祐一郎
独立行政法人日本学術振興会 顧問・学術情報分析センター所長
1974年慶應義塾大学院工学研究科博士課程管理工学専攻修了、工学博士。81年カーネギーメロン大学客員助教授、88年慶應義塾大学理工学部教授、2001年慶應義塾長(理事長兼学長)、11年日本学術振興会理事長、16年人工知能技術戦略会議議長、18年AI戦略実行会議座長、国連総長ハイレベルパネル「デジタル協力」メンバー。文部科学省中央教育審議会会長、内閣府知的財産戦略本部員、経済同友会ITによる社会変革委員会副委員長・科学技術イノベーション立国委員会副委員長等を歴任。

新着情報

2019年11月22日
2019年11月13日 15時00分~18時00分、東京ドームシティ・プリズムホールにて、SIPワークショップ(Society 5.0実現のためのSIPサイバー・フィジカル技術)を開催しました。
2019年11月22日
2019年12月2日 13時00分~17時30分、イイノホール&カンファレンスセンターにて、ヒューマン・インタラクション基盤技術コンソーシアム公開シンポジウム2019を開催します。

お問い合わせ

NEDO ロボット・AI部 AIグループ

E-mail: project_p18013_sip@nedo.go.jp

TEL: 044-520-5242­

最終更新日:2019年12月4日

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