IEA PVPSレポート
1974年に設立された国際エネルギー機関(IEA)は経済協力開発機構(OECD)の枠組みの中での独立組織です。その中でIEAは加盟国28カ国で包括的エネルギー協力プログラムを実施し、欧州委員会(EC)も同機関の活動に参加しています。
国際エネルギー機関・太陽光発電システム研究実施協定(IEA PVPS)のプログラムは、IEAの研究開発協力協定の一つであり1993年に制定されました。
IEA PVPSの使命は「国際協力を推進して、太陽光発電が持続可能なエネルギーシステムの主要なエネルギーとして役割を促進すること」です。現在IEAPVPSのプログラムには27カ国とECを含む欧州太陽エネルギー協会(Solar Power Europe)等4つのスポンサーメンバー、合わせて総数31メンバーが加盟しています。(2022年6月現在)
NEDOは日本の代表として本プログラムに参画し、主要メンバーとして太陽光発電の普及促進に努めています。IEAPVPSの活動の一環として、プログラム加盟国の太陽光発電システムの活用と市場の調査を毎年実施し、定期的な情報発信をしています。
(1)Snapshot of Global PV Markets
当該年における太陽光発電の市場動向のハイライトをまとめた速報版です。
- ※なお報告書については翻訳版を作成しておりますので併せて活用ください。
(2)National Survey Report
プログラム加盟国の太陽光発電システム応用分野別導入量、国・自治体等による普及施策・普及プログラム、実証の現状、研究開発動向、太陽電池用原料メーカーから周辺機器までの太陽光発電産業の動向、太陽電池生産量及び太陽光発電システムの価格等、市場の現状、電力事業者の太陽光発電に関する取り組みや間接的政策、規格・基準等の普及の枠組み、将来展望、基礎情報に関する詳細報告書です。
- ※なお報告書については翻訳版を作成しておりますので併せて活用ください。
(3)Trends
本報告書は太陽光発電応用に関する動向報告書であり、“National Survey Report”を概観し、太陽光発電システムの普及拡大の動向を分析したものです。
市場発展の動向、政策の枠組み、太陽光発電産業の動向、太陽光発電と経済、太陽光発電による電力の競争力等を簡潔にまとめています。
- ※なお本報告書(ウェブ公開版)については翻訳版を作成しておりますので併せて活用ください。
(4)Annual Report
プログラム加盟国における太陽光発電システムの取り組みの動向を概括した年次報告書です。
太陽光発電の普及に関する一般的枠組み、国家プログラム、研究・開発・実証の動向、普及支援への取り組み、産業の現状、市場開発、将来展望をまとめています。
最終更新日:2025年5月12日