固体酸化物形燃料電池を用いた事業用発電システム要素技術開発
事業・プロジェクト概要
本事業では、革新的な高効率発電技術である固体酸化物形燃料電池(以下「SOFC」という。)、ガスタービン及び蒸気タービンを組み合せたトリプルコンバインドサイクルシステムの早期実用化を図ることを目的として、当該システムに適用するSOFCセルスタック、SOFCとガスタービンの連携技術等の要素技術開発を行います。
- SOFCセルスタックの開発
ガスタービンとの連携運転が可能なSOFCセルスタックを開発します。大気圧~約3MPaの圧力で燃料・空気を供給可能な試験設備を用い、数十MW級のガスタービンとの連携運転を模擬した条件で、セルスタックの電流-電圧特性、圧力依存性、伝熱特性等を検証するとともに、1万時間レベルの長期耐久試験を実施し、9万時間の耐久性を見通す。また、セルスタックの低コスト生産技術を開発します。 - SOFC-ガスタービン連携技術の開発
上記1.で開発したセルスタックを実際に数十MW級のガスタービンに接続し、電流-電圧特性、圧力依存性及び伝熱特性等を検証します。また、起動停止、緊急停止等、ガスタービンの連携運転時に想定される各運転モード及び過渡的状態に対するセルスタックの応答を確認します。 - 導入可能性の調査
平成24年度において、数十MW以上(百MW未満)のトリプルコンバインドシステムの最適仕様、経済性、環境性等について検討し、国内外での導入可能性(市場性)を把握するとともに、実用化・事業化の道筋を整理します。
関連成果(プロジェクト実施者の対外発表記事)
日付 | 実施者 | タイトル |
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2012年6月1日 | 三菱重工業株式会社 |
基本情報
事業期間・予算額 | 事業期間:平成24年度~平成26年度、平成24年度予算:9.0億円 |
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技術・事業分野 | 燃料電池・水素 |
プロジェクトコード | P12002 |
担当部署 | 新エネルギー部 (TEL:044-520-5273) |
詳細資料
最終更新日:2021年8月20日
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