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地熱発電技術研究開発

事業・プロジェクト概要

事業期間:2013年度~2020年度、2020年度予算:8.0億円

再生可能エネルギー導入拡大が望まれる中、世界第3位となる地熱資源ポテンシャルを有する我が国では、地熱発電に大きな期待が掛かっている。また地熱は、太陽光や風力と異なり、安定した出力が得られるため、ベースロード電源としても注目を集めています。

近年の地熱開発では、山葵沢・秋ノ宮地域(岩手県)では、2019年5月に1万kW以上の国内地熱発電として23 年ぶりに運転を開始し、バイナリー発電では、滝上バイナリー発電所や山川バイナリー発電所等が運転を開始しています。さらに、安比地域(岩手県)や小安地域(秋田県)等で大型の新規地熱開発が進捗しています。

一方、日本地熱協会(第47回調達価格等算定委員会資料)によると、多くの大規模案件は未だ調査・開発途上にあり、これらの公表出力は合計11.4万kWと報告されており、2030年度の導入目標を達成するためには、更なる案件が必要です。

また、地熱資源の多くは自然公園内にあり、自然公園内での開発が推進されるために、環境に配慮した取り組みが必要不可欠とされるところ、開発のための具体的なルール化や環境保全対策技術の向上等、解決されるべき重要な課題は少なくありません。

さらに、温泉地の中には、既存の温泉井を利用して、小規模な地熱発電を行う事例も少しずつ増えており、発電と合わせた熱利用により、地場産業(特に、農業等)の発展に貢献している成功事例もあります。こうした取り組みは、地域経済の発展とともに、地熱開発事業者と温泉事業者との合意形成が困難なケースの解決策にも繋がり、温泉地で地熱開発を促進していくために、上記の成功例の実績を数多く積み上げていくことは重要と考えられます。

加えて、既存の地熱発電所の発電量低下も大きな課題となっており、それらの発電能力の回復・維持・向上に資する技術開発にも取組むことが必要です。

そこで、本事業では、地熱資源の有効活用のため、

  • 環境配慮型高機能地熱発電システムに係る機器開発
  • 低温域でのバイナリー発電システム開発
  • 環境保全対策や環境アセスメント円滑化に資する技術開発
  • 発電所の高度利用に向けた技術開発
  • 地熱エネルギーの高度利用化に向けた技術開発 等

に取り組むことにより、我が国の地熱発電の導入拡大を促進します。

  • 図1
    蒸気発電方式
  • 図2
    バイナリー発電方式

基本情報

技術・事業分野 熱利用 プロジェクトコード P13009
担当部署 新エネルギー部 (TEL:044-520-5183)

詳細資料

最終更新日:2021年4月7日

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