電力系統出力変動対応技術研究開発事業
事業・プロジェクト概要
事業期間:平成26年度~平成30年度、平成30年度予算:57.8億円
風力発電は、発電コストも他の再生可能エネルギーと比較して安価で、LNGや石油火力発電とも遜色ない発電コストとなることが見込まれています。しかし、気象条件によって出力が変動するため、大量に電力系統に連系された場合、電力の安定供給に悪影響を及ぼす可能性があります。
本事業では、電力の需給運用に影響を与える風力発電の急激な出力変動(ランプ)に着目し、ランプ予測技術や出力変動を緩和する出力変動制御技術を高度化させます。また、再生可能エネルギーが電力系統に大量導入された2030年頃を見据え、余剰電力の発生、周波数調整力の不足等の技術的課題とその課題解決策を明らかにするために、予測技術や出力変動制御技術を考慮した需給シミュレーションシステムを開発し、実際の電力系統によって課題解決策の検証を行います。さらに、再生可能エネルギーの受入可能量拡大のため設置が義務化された遠隔出力制御システムの開発及び実証試験を行います。
これらの取り組みにより、出力が不安定な変動電源から、出力を予測・制御・運用することが可能な変動電源に改善することにより、再生可能エネルギーの連系拡大に貢献することを目指しています。
関連成果(プロジェクト実施者の対外発表記事)
日付 | 実施者 | タイトル |
---|---|---|
2014年6月2日 | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 | |
2014年6月12日 | 東京電力株式会社 | |
2015年 6月26日 | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、国立大学法人東北大学、通研電気工業株式会社、東北電力株式会社 | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 東北電力株式会社 |
2016年 6月28日 | 九州電力株式会社 | |
2016年 6月28日 | 学校法人早稲田大学 | |
2017年4月13日 | 東京電力ホールディングス株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、株式会社東光高岳 | 東京電力ホールディングス株式会社 東京電力パワーグリッド株式会社 株式会社東光高岳 |
2017年4月20日 | 学校法人早稲田大学、一般財団法人エネルギー総合工学研究所、株式会社神戸製鋼所 | 学校法人早稲田大学 一般財団法人エネルギー総合工学研究所 株式会社神戸製鋼所 |
基本情報
技術・事業分野 | スマートコミュニティ |
---|---|
プロジェクトコード | P14018 |
担当部署 | スマートコミュニティ部 (TEL:044-520-5274) |
詳細資料
最終更新日:2019年4月25日